メモリースティックとは
メモリースティックはソニーが提唱したメモリーカードの規格のひとつ。
複数の規格が混在し、ユーザーに混乱をもたらした時期があったが現在ではメモリースティックPRO、およびその小型規格であるメモリースティックPROデュオの2種類に収束しつつある。
メモリースティックPROが使えるデジタルカメラでは無印のメモリースティックを使用できるが、無印のメモリースティックしか使えないデジタルカメラでメモリースティックPROを使うことはできない。
上:メモリースティック(無印)。
左下:メモリースティックデュオアダプター
右下:メモリースティックPROデュオ。
メモリースティックは形状で2種類、容量で2種類の計4種類が主として存在する。
タイプ転送速度最大容量 メモリースティック-128MB *1 | メモリースティックデュオ-128MB メモリースティックPRO最大80Mbps *232GB *3 メモリースティックPROデュオ最大80Mbps *232GB *3 *1 1枚にふたつの128MBのフラッシュメモリを収め、背面についているスイッチを切り替えて使うことで256MBとしたメモリーセレクト機能のついたメモリースティックもある。
*2 80Mbpsはハイスピードタイプ。ノーマルは15Mbps。
*3 規格上の最大容量。2005年6月現在、発売されているものの最大容量は2GB。
メモリースティックデュオ、メモリースティックPROデュオはアダプターを介することで、それぞれメモリースティック、メモリースティックPROとして使用することができる。
また、上記以外にも著作権保護機能に対応したマジックゲートメモリースティックという規格もあったが、現在発売されているメモリースティックはすべてマジックゲート機能を内包している。
メモリーカードとしてのメモリースティック
かつてはソニー以外にもメモリースティックを搭載するデジタルカメラも存在していたが、現在では半ば以上ソニーの独自規格となっている。
また、ソニーのサイバーショットシリーズも、現行製品の多くはメモリースティックPROデュオを採用している。
PSPでも採用されており、ソニー製品のこれからの標準的なメモリーカードの座にはメモリースティックPROデュオがつくことになるだろう。