一口に防水・防塵と言うものの、等級によってさまざまなシチュエーションが定められている。
使用用途によって必要とされる等級がどれであるか、しっかりと把握することが必要となる。
保護等級・JIS規格 | 保護の程度 | いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない。 |
いわゆる「生活防水」はここにあたる。多少の雨に濡れたり、プールサイドで使っても安心というていどである。 | |
保護等級・JIS規格 | 保護の程度 | いかなる方向からの水の直接噴流を受けても有害な影響を受けない。 |
水流を受けても「動作に有害な影響を受けない」だけで、内部に水が入る可能性はあることに注意。 | |
保護等級・JIS規格 | 保護の程度 | いかなる方向からの水の直接噴流を受けても内部に水が入らない。 |
内部に水が入らないだけであり、水の中に入れても大丈夫というわけではない。 | |
保護等級・JIS規格 | 保護の程度 | 定められた条件で水中に没しても内部に水が入らない。 |
「水深1メートルに30分沈めても水の浸入した形跡がないこと」が条件。プールなど水中で実際に使えるのはここになるだろう。 | |
保護等級・JIS規格 | 保護の程度 | 指定圧力の水中に常時没して使用できる。 |
ダイビングなどに利用できるもの。いわゆるハウジングなどがこの等級に当たる。ただし、メーカーによって水深耐圧はまちまちなので注意が必要。 | |
保護等級・JIS規格 | 保護の程度 | 動作に影響をおよぼす以上の粉塵が内部に入らない。 |
防水5級と同様に、動作は保証されても実際に粉塵は中に入ってしまうことに注意。 | |
保護等級・JIS規格 | 保護の程度 | 粉塵が内部に入らない。 |
こちらは粉塵が中に入らないことが条件。デジタルカメラ関連では、こちらでなくては意味がないといえるだろう。 |