シャッターラグとは

シャッターラグとは、シャッターボタンを押してから実際に写真が撮れるまでの時間のこと。シャッタータイムラグ。

シャッターラグが大きいと動きのある被写体が撮りづらくなるだけでなく、撮影のテンポが悪くなってしまうという致命的な短所となってしまうことが多い。
古いデジタルカメラではシャッターラグがかなり大きいものも存在しているため、中古品の購入には注意が必要である。

シャッターを押すとデジタルカメラはピントや露出をあわせる作業に入る。そして、ピントがあってからシャッターが切れるまでの時間（レリーズラグ）が存在する。
このふたつの時間を合わせたものがシャッターラグとなる。

レリーズラグが少なくてもオートフォーカスの性能が低いものであるとシャッターラグは長くなる。
逆の場合も、もちろん存在する。

さらにデジタルカメラの場合、撮影したあとに画像処理をする機種も存在する。この処理時間も一種のシャッターラグとして考えたほうがいいだろう。
最新の機種であれば、画像処理も含めたシャッターラグは少なくなるようになっていることが多いが、廉価版的な位置づけのデジタルカメラではまだまだ処理に時間のかかるものも多い。

対策としては──
　・シャッターを半押しすることでピントを合わせておく。
　・パンフォーカスのカメラを使用する。
　・シャッターラグが小さいとされる機種を購入する。
　・実際に店頭でテスト撮影してシャッターラグを確認しておく。
──などが挙げられる。