●バックアップは記録型DVDに
ハードディスクはいつか壊れるものである。
「うちのハードディスクは壊れていないよ」という読者もおられるだろうが、それは「まだ壊れていない」だけであって確実にいつかは壊れるものと認識しておくべきだ。
というわけでハードディスクに格納しておくだけでは不安なので、記録型DVDにもバックアップを取っている。
筆者はDVD+RWを愛用している。
なぜDVD+RWかというと、CD-RWドライブがいかれてしまったときに記録型DVDでCD-RWドライブ機能を持っているのがDVD+RWドライブだけだったためなのだ。
2.4倍速なのでそろそろマルチDVDドライブに買い換えようと考えているが、2層記録ができるものが出るまで待とうかどうか悩んでいる。
記録型DVDは1枚で4.7GBの容量があるので、数回分の撮影をバックアップできる。
ハードディスクに比べれば速度、容量ともに落ちるが、そこそこ使えるメディアである。
●フォルダで一目瞭然
さて、筆者は日付ごととデジタルカメラごとにフォルダを作り、それぞれわかりやすいようにフォルダに名前をつけて管理している。
たとえば2003年の11月30日にお台場の夜景をE-1とEOS KISS DIGITALで撮影してきた場合、『20031130 E-1 お台場夜景』と『20031130 KISS-D お台場夜景』というフォルダをつくり、データをそれぞれのフォルダに格納するというわけだ。
さて、それに加えて筆者はテキストによるデータ管理を行っている。
これは仕事の写真と本腰を入れて撮影した趣味の写真のみを管理しているのだ。
データベースソフトや表計算ソフトを使わずとも、テキストファイルで充分に管理は可能なのだ。
まず、DVD+RWにはそれぞれナンバリングを施している。
それぞれにテキストファイルでどのようなファイルが入っているかをざっくりと書いている。
dvd01.txt,dvd02.txt~というように別々になっているものと、それらをひとつのテキストファイルにまとめたものがある。
これでどのDVD+RWになにが入っているか管理ができているわけだ。
そして、ハードディスクにもそれぞれ同じようにテキストファイルを用意している。
なんらかの探し物があるときは、このファイルをテキストエディタで読み込んで検索を行う。
テキストファイルは非常に素早く検索が行え、ファイルサイズも小さいという利点がある。
すべてのデジタルカメラユーザーにおすすめできる方法ではない。
しかし、大量のデータを管理するのには我ながら向いていると思われる。
また、これといって必要なツールも存在していないので、非常に安価であるのも利点だ。
データの数が増えてきてアルバムソフトなどで管理がしにくくなってきたと感じたら参考にしていただきたい。
すべてを同じにしなくとも、なんらかのヒントにはなるのではないだろうか。
参考リンク
・株式会社飛鳥(Tripper販売元)
・株式会社オウルテック(モバイルラック販売元)
・ヘビーユーザー向けデータ管理法
・ハードディスクなら楽々管理
・フォルダとテキストで画像を管理