何万画素ならいいカメラなの?
筆者がデジタルカメラの購入相談を受けるときに、もっとも頭を悩ませるのは「何万画素のデジタルカメラを買えばいいの?」ということだ。
結論から書いてしまえば、それぞれのユーザーの指向に基づくといえる。
何万画素のデジタルカメラであるかを考えるのではなく、どのようなデジタルカメラがほしいかによって、おのずと購入するデジタルカメラの画素数は決定されるのだ。
とはいっても、それぞれの画素数による描写力も気にはなるだろう。まず今回は実写画像も含めて画素数が持つ意味というものを検証してみよう。
現在のデジタルカメラには、主として200万画素/300万画素/400万画素/500万画素といったCCDが搭載されている。
もちろん、これ以上のものもデジタル一眼レフには存在するし、それ以外の画素数のものも存在している。ただ、大枠で見たときにこの4種類が市場には出回っているといえるだろう。
今年の頭までは130万画素のものもいくつか存在したが、市場からは消えている(これは505iシリーズなどが発表されたことに大いに関係があると思われるが、この話題に関してはまた後日取り上げる)。
さて、画素数だけで大まかにデジタルカメラを分類すると以下のような分類が成り立つ。
200万画素 | エントリー機 | 24,800円~34,800円 |
300万画素 | エントリー&普及機 | 29,800円~49,800円 |
400万画素 | 普及機 | 44,800円~79,800円 |
500万画素 | 高級機 | 8万円~ |