ハワイのバス内の携帯使用禁止令が成立？

ホノルル市民の貴重な足「ザ・バス」が、快適に利用できるようになれば、と、賛成の声が多いのですが……。

先日、ハワイ州では禁煙法が制定され、タバコを吸える場所が極端に少なくなってきていますが、今度は条例で、オアフ島の公共交通機関である「ザ・バス」での携帯電話利用を禁止しようとする動きが出てきています。

基本的には賛成する声が大きいものの、利用者からはちょっとしたブーイングも出たりして話題になっています。

運転の妨げになる迷惑携帯禁止！

オアフ島の公共交通機関である「ザ・バス」。車に頼り切りと思われているオアフ島ですが、車を持っていない人や、職場に駐車場がない生活者にとっては貴重な足となっています。片道2ドルの統一運賃で島一週でもできてしまうとあって、旅行者にももちろん大人気。電車はないものの、オアフ島が生活しやすい島であることの、大きな理由のひとつともなっています。

ところが、車内での携帯電話使用に関するマナーが守られず、いよいよ条例で禁止しようという動きが出されたのです。ザ・バスの運転手たちが、「携帯で大声で話をしたり、大きな呼び出し音が妨げになって運転に集中できない」と問題視して禁止条例を作るための嘆願書を提出したことが発端。

すでにこの条例はホノルル市議会を通過し、12月18日の時点ではホノルル市長の承認を待つのみとなっていて、その期限は今週いっぱい。これが成立すると、バスの中では携帯電話で話をすることができなくなるほか、呼び出し音も鳴らすことができなくなります。（バイブレーション・モードに設定しておけば、受けること自体はOK。）

もちろん音だけが問題なので、携帯メール（英語ではテキスト・メッセージと言います）は大丈夫。タバコ同様、こちらもそれほど厳しい法案ということではなく、「自粛」をうながすことを目的にしていて、違反者に対しては運転手が使用禁止を要請する権限を持つことを認めている、といったような内容です。

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