第2弾の今回は、長さの単位について見ていきましょう。
【重さについては、こちらをご参照ください】
「長さ」の単位について:身長の単位換算例
こちらのアメリカの巻尺(テープメジャー)は、インチ表示しかありません。親切な定規は、片側にセンチ表示もついています。買うときにはしっかり確かめて買いましょう。 |
1フット(フィート)は12インチ、1ヤードは3フィート、1マイルは1760フィートですので、たとえそれぞれの換算値を持っていたとしても、組み合わさると感覚的には全然分からなくなってしまいます。
まず、基本の換算値はこちら。
1インチ 2.54センチメートル
1フット(12インチ) 30.48センチメートル
1ヤード(3フィート) 91.44センチメートル
1マイル(1760フィート) 1.6キロメートル
※フィートは、フットの複数形なので、1フィートとは言わないようにご注意を。
長さの単位が使われる場面はいろいろありますが、一番困りそうな例としては「身長」です。ビザの申請やID、免許の申請時にも書かなければならないので、あらかじめ計算して自分の身長の数字を覚えておくと良いでしょう。皆さんの身長はさて、何フィート、何インチでしょうか?
【身長の計算例:175センチの場合】
1. まず身長175センチをフィートの換算値「30.48cm」で割ります。
⇒ 175÷3.048=「5.74」フィート
2. その後、端数の「0.74」フィートを、フィート換算数の「30.48cm」で掛けます。
⇒ 0.75x3.048=「22.56」センチ
3.最後に、「22.56」センチをインチの換算数「2.54」で割ります。
⇒ 22.56÷2.54=「8.88」センチ=約9インチ
4. つまり、身長175センチをヤード法で言うと、「5フィート9インチ」となります。ファイブ・フィート・ナイン・インチ、とそのまま読んだり、略してファイブ・ナイン、と言ったりもします。後者の方がちょっとカッコいいですね(笑)。
英語では、フィートのことを「'」で、インチのことを「"」で表したりしますので、何かの用紙に書くときには5'9"と書けばOKです。アルファベットでは、フィートを「ft」、インチを「in」と略して表記します。
⇒ 次ページでは、「距離の単位」であるマイルについて見てみましょう。