航空券/航空券関連情報

めざせ! エアラインパイロット

JAL、ANA、JASなどで活躍する日本人パイロットは現在、機長、副操縦士を合わせて約5,000人。では、エアラインパイロットをめざすにはどんな道があるのでしょうか? 2つの方法を紹介します。

執筆者:秋本 俊二

エアラインパイロットになるには二つの道があります。

一つは、国土交通省の管轄下にある 航空大学校 を卒業し、パイロットとして航空会社に入る方法。25歳未満で大学2年修了見込みであることが入学資格となります。

航空大での修業期間は2年4カ月。エアラインパイロットをめざす飛行機操縦科学生は4月、8月、12月の3期に分かれて入学し、まずは宮崎キャンパスで8カ月間の学科教育を受講します。その後、帯広キャンパスでシングルエンジン機を使ってのフライトトレーニングに移行。4カ月で自家用ライセンス相当のテクニックをマスターします。

続く8カ月間は、再び宮崎キャンパスでのフライト課程です。帯広と同じ機種を使用し、プロ・パイロットとしてのより高度なテクニックや判断力を養います。そして、エアラインパイロットとしてより複雑なオペレーションや計器飛行をマスターする仙台キャンパスでの訓練が最終課程。ツイン・ターボプロップ機を使用して8カ月間のフライトトレーニングを行います。

日本のエアラインパイロットの中で、航空大の卒業生が占める割合は約40%。現在同大学のホームページに 「平成14年度学生募集要項」 がアップされています。

さて、エアラインパイロットになるにはもう一つ方法があります。JAL、ANAなどが大卒社員を採用して独自にパイロットを養成するシステム──いわゆる“自社養成パイロット”の採用に応募する方法です。
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