航空券/航空券関連情報

飛行の理論はスプーン実験で納得(2ページ目)

あの巨大な鉄のかたまりが空を飛ぶなんて信じられない──そう言う人が意外に多い。でも理論的に考えれば、飛行機は飛ばないほうが不思議。そのことを、家庭で簡単に実験できる方法があります。

執筆者:秋本 俊二

Q、世界で一番大きな旅客機は?
A、ボーイング747、いわるゆ“ジャンボ機”が世界最大です。そのジャンボ・ファミリーの中でも最も大きいのがB747-400型で、全長70.66メートル、全幅64.44メートル、全高19.41メートル。高さ19.41メートルというのは5階建てのビルにも相当します。

Q、世界最速の旅客機は?
A、スピード世界一を誇るのはSST(超音速旅客機)コンコルドです。最高速度はマッハ2.02。ジャンボ機のマッハ0.92に比べ、2倍以上の速さで飛びます。なお、飛行機の速度については 〈Close Up! バックナンバー〉 にある 「相対時速1,800キロの世界」 の記事でも考察していますので、興味のある方は参照してください。

Q、旅客機はいくらぐらいで買えるのか?
A、この質問も多いですね。しかし、これは答えるのが非常に難しい。販売定価というのがもともとないし、何機まとめて購入するか、また円とドルの為替レートの変化でも実売価格は違ってきます。しかし「1億円出せば買える?」という質問もあったので、目安となる数字だけは答えておきましょう。ボーイング747-400やエアバスA340-300クラスでだいたい1億5000万ドル前後。1ドル100円として、1機150億円にもなります。

Q、ジェット機もガソリンで飛ぶの?
A、ガソリンではありません。ジェット燃料にはケロシンという、石油ストーブ用の灯油に似た燃料が使用されます。燃料タンクの容量はジャンボ機で約20万リットル。ドラム缶(180リットル)に換算すると1,000本以上も入る巨大なタンクが、主翼の中に組み込まれています。
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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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