今月10日、NTTドコモは携帯電話で電子マネー機能を使える、おサイフケータイ対応機種の契約数が9日の時点で3,000万件を超えたと発表しました。現在のNTTドコモの累計契約数は5300万件超ということなので半数以上のドコモユーザーがおサイフケータイ対応機種を利用していることになります。

もちろん、対応機種の契約数ということなので、その全てのユーザーがおサイフケータイを利用している訳ではありませんが、今では、auやソフトバンクなど他のキャリアでもおサイフケータイは必須の機能となり、今後さらなる発展が見込まれています。

会員証、クレジットカード、乗車券、電子錠など多岐に渡るサービスを提供しているおサイフケータイ。今回はその中でも特に気軽に利用できるおサイフケータイの電子マネー機能について、利点、そして今後の問題点について見ていきます。

サービス開始から4年。おサイフケータイの歴史

2004年7月10日にスタートし、4年目に入ったおサイフケータイ
2004年7月10日にスタートし、4年目に入ったおサイフケータイ"

NTTドコモがおサイフケータイのサービスを開始したのは今から4年前の2004年7月10日。この時点で利用できた電子マネーはEdyのみでした。

それから4年、現在はコカ・コーラなどの自動販売機で利用できるCmode、JR東日本によるモバイルSuica、セブン&アイホールディングスによるnanaco、そしてイオンによるWAONの5つの電子マネーが利用可能になっています。

そしてこの4年の間にEdyは750万(今年3月17日)、Cmodeは今年2月29日に会員数100万人突破。そしてモバイルSuicaも少し古いデータですが、昨年5月25日に会員数50万人を突破するなど、それぞれ利用者を増やしています(nanaco、WAONはモバイル会員数の公表なし)。

また、電子マネーとは少し異なりますが、クレジットカード機能としては、ドコモによるiD、モバイル決済推進協議会によるQUICPay、三菱UFJニコスによるSmartplusなどがあります。

おサイフケータイでの電子マネー、一番の利点は利便性

おサイフケータイでの電子マネー利用に関しての一番の利点はやはりその利便性ということになるでしょう。

現在、携帯電話で利用できる電子マネーは全てFeliCaという非接触型ICカードの技術方式を採用しています。カード型の場合、例えばSuicaとnanacoを1つの財布の中に入れてそのまま利用することはできませんが、おサイフケータイであれば、共存が可能です。

そして携帯電話の場合は、ネット接続が必須になりますが、いつでもどこでも残額の確認ができるというのも便利な点の1つです。カード型の場合は、自動改札を通過した時や、コンビニなどで買い物をした際でないと、残高が確認できないという不便さが残ります。

さらにカード型の場合、駅やコンビニなどチャージできる場所が限定されてしまいますが、おサイフケータイならば、クレジットカード登録をしていれば、いつでもどこでもチャージできるというのも利点の1つとしてあげられます。

このように、利便性の高いおサイフケータイでの電子マネーですが、問題点はないのでしょうか?次ページで詳しく見ていきます。

<次ページではおサイフケータイで利用する電子マネーの問題点、そして今後について見ていきます。>