パソコン・その他ハードウェア業界とその動向とは?
携帯も立派な端末! |
パーソナルコンピュータのみについていえば、平成16年(1~12月)における本体総出荷台数(国内出荷+輸出)は1,236万7千台となり、総出荷金額は1兆7,758億円ということです。(社団法人電子情報技術産業協会調べ)
以前は「ITを活用する端末=パソコン」でしたが、最近では、テレビやプレイステーションをはじめとしたゲーム機器にインターネット接続機能が付いていたりと、いわゆる「家電」もITを活用するための端末としての機能をもつことが珍しくなくなってきました。家電業界大手の松下電器では、ネットワーク社会の実現に向け、さまざまなネット家電機器、サービスと、それを支える技術開発を強化しています。
このことは、ITというものがより私達の日々の生活に深く浸透してきたことを表してします。
ハードウェア業界の動向
マーケティング力が命になる?!
ハードウェアもマーケティング勝負に! |
ちょっと前までパソコンは、ビジネスで会計など業務処理を迅速に行うためのものでした。よって、処理速度の速さなどの技術力がプロダクトの良し悪しや売れ行きを決定していました。しかし、ITが人々の生活により密接に関わってきたことにより、近年では大きさやデザインなど、技術力以外の点も重要度を増しています。今後は家電と同様、更に人々のライフスタイルやニーズなどを見極める、マーケティング力やビジネスモデルの構築力が重要ポイントになってくると思います。
例えばApple社は、iPodというポータブルオーディオで大成功を収めました。そしてその後音楽配信ビジネスを展開するビジネス戦略によって、自社のパソコンを「音楽データの管理ツール」という位置づけで売り出し、好調に売上を伸ばしています。
つまり、今後はビジネスモデルやマーケティングが先導して、パソコン及びハード機器の開発が進んでいくものと思われます。
<IT業界の基礎知識シリーズ>
■IT業界の基礎知識 (1)
IT業界とは何か?
■IT業界の基礎知識 (2)
インターネット業界とは?
■IT業界の基礎知識 (4)
ソフトウェア業界とは?
■IT業界の基礎知識 (5)
通信・プロバイダ業界とは?
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