東芝の2009年春モデルは、従来からある15.4型液晶搭載モデルのdynabook TXとAXのデザインを継承しながら、16:9の液晶を採用することで16型液晶に変更になるなど、売れ筋モデルの更新が中心で、Qosmioもスペックが強化されるなどしている。
16:9の液晶を採用
従来のノートパソコン用は16:10の液晶を採用することが多く、解像度は1280×800というパターンが多かった。
コンピュータ用液晶も液晶テレビなどと同じアスペクト比の16:9の液晶の方が効率がいいためか、液晶ベンダーはこのアスペクト比の液晶を増やしており、この流れにいち早く乗ったのが今回の製品となる。
今回東芝が採用している16型ワイド液晶の解像度は1366×768で、従来品より横の解像度が広がったが、縦の解像度が小さくなっている。
この解像度は、フルHDではない、HD対応液晶テレビなどと同等となる。HDMIケーブルなどで、少し安い液晶テレビなどにコンピュータの画面を表示する場合は、解像度や画角が変化しないため便利なサイズであるとも言える。
dynabook AX/TX
dynabook AX/TXは16型ワイド液晶を採用した売れ筋製品で、TXの方はCore 2 Duoを搭載し、よりハイエンドな仕様。AXはCeleronを搭載し、お買い得モデルになっている。
多少高くても、パフォーマンスや将来性を考えるとコストパフォーマンスは、上位モデルのdynabook TXが高い。
TX全モデルでメモリが4GBに、最上位モデルでは400GBのHDDを搭載、ギガビットイーサーネット対応、Express Card対応のリモコンも搭載し価格が19万円程度と比較的お買い得になっている。
下位モデルでは、Officeソフトや仕様の違いがあるが、17から18万円程度となっている。
dynabook AXはeSATAポートにも対応するなど、液晶以外も強化されて、15万円前後だが、数万円高くてよりコストパフォーマンスが良くなるなら、dynabook TXの最上位モデル(TX/68H)がいいだろう。