富士通のFMV-BIBLOシリーズ2008年秋冬モデルは、LOOX Uなどが筐体デザインなど含め強化され、全モデルスペックが強化されるなどしている。
従来は、上位モデルに17型ワイド液晶を搭載したFMV-BIBLO NXがあったが、今回の秋冬モデルでは新製品が投入されず、シリーズとして終息。
その代わり、15.4型ワイド液晶搭載のFMV-BIBLO NFシリーズのラインナップが充実し、Celeronモデルやテレビチューナー内蔵のCentrino 2モデルなどが用意されるなどしている。
小型ノートPCのFMV-BIBLO LOOX UはCentrino Atomベースに強化され、本体重量565gとなる2セルバッテリで5.3時間駆動となっている。
FMV-BIBLO NF
富士通FMV-BIBLO NF
富士通の売れ筋モデルが前述したように、ラインナップが充実し、筐体デザインも新しくなった。
大きく分けるとインテルの1世代前のSanra Rosaプラットフォームと、最新のMontevinaプラットフォームの2種類に分けられ、上位モデルのMontevina採用モデルにはTV機能搭載モデルも用意された。
型番 | CPU | 特徴 | 予想価格 |
NF/B90D | Core 2 Duo P8400 | TV機能、Blu-ray | 24万円 |
NF/B75D | Core 2 Duo P8400 | TV機能 | 20万円 |
NF/B75 | Core 2 Duo P8400 | Webカメラ付き | 18万円 |
NF/B70 | Core 2 Duo P8400 | カラーバリエーション | 17万円 |
NF/B50 | Core 2 Duo T8100 | 15万円 | |
NF/B40 | Celeron 550 | 14万円 |
機能と価格のバランスを考えると、NF/B70かNF/B50がおすすめだが、2万円程度の価格差でCentrino 2のベースとなる最先端のMontevinaプラットフォームが採用されているNF/B70を特におすすめしたい。
カラーバリエーションモデルもあるので、予算に余裕があれば、NF/B50よりいいだろう。
Montevinaプラットフォームを採用した上位モデルは全てDDR3メモリを搭載しており、TVチューナーを搭載するなどしたより上位モデルはIEEE802.11n(ドラフト2.0)までの無線LANに対応する。
どちらかというと、価格が高くなることで機能も強化されているためわかりやすいが、Webカメラを搭載するのはNF/B75のみとなるのでその点は注意しよう。
Montevinaプラットフォームを採用した上位モデルを外見で見分ける場合、キーボードのテンキーのあるなしで判断できる。テンキーがない方が1世代前のSanta Rosaプラットフォーム採用機だ。
また、上位モデルのポインティングデバイスは、ピンチなどジェスチャー機能に対応しているため、使い方によっては便利になるだろう。