数年前までは、各大手メーカーの新製品といえば春、夏、秋冬の年間3回と相場が決まっており、なぜか発表日も全メーカー同じという事が多かったが、各社独自戦略で差別化を図りたいのか、新製品の発表日は分散してきた。(が、まだほとんど同じ日に発表されている)
また、発表日に全ラインアップを同時発表することが多かったが、最近は分散して発表するようになっており、NECの今回紹介する製品も先日のLaVie Nに2週間ほど遅れての発表となる。
今回発表された製品は、NECでも売れ筋のLaVie Lシリーズで、日本で高いシェアを誇るNECで売れ筋ということは、日本で最も売れる(かもしれない)製品の新モデルだ。
LaVie Lシリーズ
NECのLaVie Lシリーズは、価格と性能のバランスがとられたリーズナブルな製品で、他社との競争も厳しい分野の製品。
一部で、NECが2008年9月発売分の製品から値上げを検討している旨が報道されたが、スペックが異なるため単純な比較はできないものの、予想小売価格は従来モデルより若干下がっており、今回発表された製品に関して言えば、決して値上がりはしていない。
スペックが向上しているので、逆に値下げといってもいいくらいで、他の様々な製品の価格が値上がりしている中、コンピュータの価格が値上がりしていないのは産業界でも珍しいだろう。
今回のLaVie Lシリーズの特徴としては、全モデルデュアルコア化、メモリ2GBなど基本性能の向上に加えて、LaVie Lスタンダードタイプの筐体デザインの変更が上げられる。
LaVie Lアドバンストタイプ
LaVie Lアドバンストタイプは、グラデーションデザインで人気のモデルで、今回の新製品は同じデザインの筐体が引き続き使われ、店頭モデルは1モデルとなった。
Centrino 2ではないが、CPUはインテルのCore 2 Duo T8100(店頭モデル)を採用、メモリは2GBのモジュールを採用し、空きスロット1という使用。HDDは250GBに強化、無線LANもIEEE802.11n(ドラフト2.0)対応になるなどスペックが強化されている。
NEC Directで購入できるWeb販売モデルは、WXGA+の高解像度液晶やWebカメラの搭載を選べるなど、かゆいところに手の届く使用となっている。
店頭モデルは17.5万円程度で8月下旬発売予定。