データ通信は常時接続に限る
パソコンでデータ通信するためには、データ通信機能が内蔵されたB5ノートなどであっても、パソコン自体がそれなりに大きいため、服のポケットに入れて持ち歩くようなことはほとんど不可能だ。
WILLCOM D4や富士通のFMV-BIBLO LOOX Uなどは、非常に小型で軽く、鞄の中に入れて持ち運ぶなら小さくて便利なPCではあるが、Windows XPやWindows Vistaを必要としない用途なら、もっと小さくて持ち運びが便利な製品の方がよい。
データ通信する場合も、スリープからの復帰が速くても、現状のWindowsをベースにした製品ではいくら小型にしたとしても、常時接続が前提のiPhoneには素早い使い勝手は勝てないだろう。
WILLCOM D4。このサイズでWindows Vistaが動作する
iPhoneにはハードウェアキーボードがないので、長文の文字入力はある程度の慣れが必要だが、簡単なメールの返事などならほとんど問題にはならないし、通常のメールアドレスを小型の端末でそのまま使える利便性は捨てがたい。
WILLCOM D4などは、Windows Vistaがそのまま動作するので、Windows用のアプリケーションソフトもそのまま動作できて便利なこともある。iPhoneもSafariで通常のPC用サイトをそのまま表示できるが、iPhone用にデザインされたサイトの使い勝手には勝てない。
iPhoneでみる通常のWeb(左)とiPhone用のWeb(右)
iPhoneでいつでもどこでもフルブラウザが使えた方が、携帯端末用に特化されたサイトよりも利便性が高いと思っていたが、実際に様々なサイトを見ると、iPhone用にデザインされた物の方が利便性が高い事に気づいた。