その2. スペックが高い
低価格製品の多くはインテルのAtomを採用しているが、HP 2133 Mini-Note PCはVIAのC7を採用している。
それぞれ周波数自体は1GHzを超えているが、シングルコアという事もあり、実質Celeronの1GHzを若干下回る程度の性能だ。
もちろん、これでもWebサイトを見たり、メールを読み書きする分にはとりあえず問題はないが、Flashを多用したWebサイトなどの場合、ギリギリの性能だ。
それ以上の、例えば動画編集などを考えている方はほとんどいないと思うが、ちょっと高い性能を必要とする用途ではかなり厳しい。
高性能なB5ノートは、1.2GHz前後のCore 2 Duoを搭載することが多い。Atomを使用した製品より、1.5から2倍程度のパフォーマンスは期待出来、動画編集のようなこともとりあえず問題なく可能だ。
言ってみれば、普段は十分な性能の軽自動車も、急な坂道や荷物をたくさん載せた場合にはかなり無理が出るが、2000cc程度の自動車なら、そのような場面でも余裕があるというような感じだろうか。
余裕のある製品で快適に使った方が便利な場合も多いだろう。
その3. 光学ドライブの有無
低価格製品は、工人舎の製品など一部には内蔵される、一般的には内蔵していない。
つまりCDやDVDを使うためにはネットワークドライブで他のPCから読むか、外付けドライブを使用する必要がある。
例えば、DVDビデオを見ようと思っても、本体のみでは鑑賞不可能。出張先などでCD-ROMに入った資料などが渡されることもあるが、その場合も中身を確認することが出来ない。
以前からB5ノートを持ち歩いている方には当然のことだが、安い製品が出て初めてPCを持ち歩いたという方にとってはとまどってしまう場面も多くなるのではないかと思う。
MacBook Airのように高い製品でも搭載していない物も多いが、どちらかというとこれは少数派。
個人的には10年以上光学ドライブなしの製品を持ち歩いた経験があるが、外付けドライブを持ち歩いたことはない。
その経験も長いので、CD-ROMなどを渡されても気にしないという特技があるが、光学ドライブがあって当たり前の使い方をしている場合は注意した方がいい。