東芝の2008年夏モデルが登場した。
今回はdynabookシリーズのデザインを含め全面刷新されたが、Qosmio F40は一部スペック強化にとどまった。
dynabookシリーズ 2008年夏モデル
dynabookシリーズは13.3型ワイド液晶を搭載したdynabook CX、15.4型液晶を搭載してリーズナブルなdynabook AX、スペックが比較的高いdynabook TXの3シリーズあるが、このシリーズすべての筐体が一新された。
デザインに加え、白と黒の2ラインだったカラーにピンクが追加され、女性などにもアピールする3つのカラーラインナップになった。
色は遠目では単色に見えるが、よく見るとグラデーションラインなどが施されているのがわかる。これは、HPなどが採用しているプラスチック成型時にフィルムから転写する、インモールド成型によって実現している。
それぞれのカラーは黒がプレシャスブラック(Precious Black)、白がリュックスホワイト(Luxe White)、ピンクがスウィートピンク(Sweet Pink)となっている。
デザインの変更と、CPUなどのスペック強化以外の大きな変更点は、HDMI端子を搭載し、ハイエンドモデルのQosmio G40で対応したレグザリンクに対応した点。
レグザリンクは、同社の液晶テレビ、レグザにHDMIケーブル一本で映像や音声をつなげられるのはもちろんのこと、PC用の設定に自動的に切り替わり、さらに、テレビのリモコンでWindows Media Centerなどを操作できる。
それ以外の改良点に全モデルメモリ2GBもあるが、dynabook CXをのぞき、harman/kardonスピーカーを搭載した点にある。
Dolbyサウンドルームなどにも対応しているが、同等価格帯の他社モデルに比較し、内蔵スピーカーの音質が非常に高い。比べてみるとよくわかるが、外付けスピーカーをつけるのが面倒くさい方で音楽をより楽しみたい方はこのスピーカー搭載モデルに注目して欲しい。