他社製ソフトなども含めてサポート対象になるNEC PCプレミアムなどと合わせ、学習ソフト「パソコンのいろは3」が全機種に搭載されるなど、NECを含め国内大手メーカー製品は初心者向けの製品としては悪くない選択となる。
また、細かな使い勝手も継続強化されて、バックアップソフトの「Roxio BackOnTrack」を全機種搭載。LaVie Jに加えLaVie LアドバンストタイプはJEITA/BAJ安全の利用手引きに対応し、安全面なども配慮され、バッテリリフレッシュ&診断ツールを搭載するなどの強化ポイントもある。
初心者向け以外でも、店頭向けモデルでは自分の望む機能がない場合、NECダイレクトでカスタマイズが出来るのも従来と同じだ。
どのモデルが買いか
TV機能が必要なら、LaVie Cが唯一の選択肢ではあるが、価格は少々高いが、Luiのホームサーバーを別途用意することで、TV機能のないパソコンでも家庭内でテレビ番組を受信できるようになっている。これにより、TV機能が必要でも、パソコン本体にかならず内蔵されている必要やUSBなどの外付けチューナーは必須ではなくなった。
TV機能を必要としないなら、LaVie LアドバンストかLaVie Lスタンダードタイプから選ぶのがいいだろう。
LaVie Lアドバンストの店頭向けモデルは2モデルあるが、価格差が1.5万円ほどしかなく、予算に多少余裕があれば、高い方の実売19.5万円程度のLaVie LアドバンストタイプLL850/MGがおすすめ。もちろんWebカメラやIEEE802.11nの高速な無線LANが不要ならより手頃なLL750/MGも悪くない。
より手頃なものなら、実売16万円程度のLaVie LスタンダードタイプのAMD Athlon 64X2搭載LL550やLL560などを選ぶのがよいだろう。
繰り返しになるが、NECの2008年夏モデルは細かな改良はあるものの、大幅にモデルチェンジはされていない。売りの一つであるWindows Vista SP1も自分でダウンロード導入も出来ることから、売れ残った2008年春モデルを選ぶというのがコスト面で考えるともっともお得だが、出荷数は調整されており、売れ残りを探すのは困難だ。
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[上倉 賢]