テレビで気になる情報をFeliCaを通してパソコンで情報を得るイメージ
これ以外にコンピュータを活用したデモでは、テレビ番組やCMで出てきた情報をキーボードからURLなどを入力することなく、TVに接続したFeliCaポートにおサイフケータイ対応の携帯電話などを近づけ認識、コンピュータのFeliCaポートに読み取ったおサイフケータイを近づけるだけでその情報サイトを一瞬で表示させる物。
これは放送局側の対応も必要になるが、携帯電話とパソコンを組み合わせることで、よりリッチな情報へ簡単にアクセスすることができる機能だ。
このような機能があれば、パソコンのFeliCa機能もより活用される事が予想されるが、問題はテレビ自体にFeliCa機能が無いことで、もし展開するとしても普及には時間がかかりそうだ。
セキュリティ面では、今でもFeliCa自体をキーにする事が可能だが、FeliCaと生体認証を組み合わせたより強固な応用例などもデモされていた。
セキュリティポリシーにより、どこまでやるかは自由に決められるが、パソコンの認証キーを部屋の鍵などと共通にすることで利用者の利便性も向上することが期待できる。
指静脈認証との応用例 |
他にも、1枚のFeliCaに複数の店舗のポイントカードなどをまとめることで、ユーザーの利便性向上や、買い物や認証以外でも、クーポン券の発行など、共通したICカードを導入することでの地域活性化。購買履歴などからユーザーの好みにあったクーポン券情報を与えること。さらに、FeliCaの利用情報をトラッキングし、消費者がどのような行動をするかの分析にも利用可能であることなどを紹介していた。
このようにFeliCaはさまざまな活用が考えられ、国内パソコンで気がついたらそれなりに普及したFeliCaリーダ・ライターも、今回展示されていたさまざまな機能が実現することで、より活用の幅が広がることは確実だろう。