半透過型液晶の見やすさは
今回、半透過型液晶の見やすさを検証するために、さまざまな環境で画面の見やすさを確認したが、日本の秋から冬にかけての日差しはあまり強くないためか、反射型液晶の利点はあまり確認できなかったのが正直な感想だ。
数年前のパソコンでは液晶パネルの品質もそれほど良くなかったため、電車内での西日で画面がほとんど判別不能になることがよくあったが、今では液晶パネル自体の品質も向上しており、半透過モードを使わなくともそれなりに画面の視認性が変わることはない。
試しに、半透過モードを持たない最新のB5ノートなどを試してみたが、これでも同じであった。
半透過液晶を使っても画面の見やすさがどちらも変わらないため、屋外で使用する際の利点は無い。そんな機能は無駄と考える方もいるだろうが、利点もある。
屋外利用時はバックライトオフで省電力
半透過モードにしても画面の見やすさが変わらないということは、直射日光下ではバックライトをオフにしても何の問題もないということ。
dynabook SS RX1はLEDバックライト使用の薄型液晶であり、バックライトをオフにすることでの省電力効果はそれほど大きくはないが、1分でもバッテリ駆動時間を増やしたい場合には有効だ。
dynabook SS RX1の半透過液晶を試す
dynabook SS RX1のバッテリ駆動時間
東芝 dynabook SS RX1 試用記 その2
東芝 dynabook SS RX1 試用記 その1
[上倉 賢]