富士通の店頭販売向けFMV-BIBLOシリーズ2008年春モデルが発表になった。
今回のモデルより、B5ノートにFMV-BIBLO LOOX Rシリーズが追加になり、他モデルもスペックを強化、テンキーモデルも増やすなど使い勝手強化にも配慮している。
FMV-BIBLO LOOX R
12.1型ワイド液晶を搭載しWindows Vista Bussinessを採用したビジネス志向のB5ノートで、従来10.6型液晶を採用していたFMV-BIBLO LOOX Tと比べても同程度の底面積。同社では12.1型ワイド液晶採用機としては、設置面積が世界最小であるとしている。
CPUおよびチップセットは現時点で未発表であり、2008年1月の発売頃には公開になると思われるが、超低電圧版ではなく低電圧版で動作周波数1.20GHzであることなど、一部が公開されているため予想を膨らますのも面白いだろう。
バッテリ駆動時間は7.2V 7200mAhのバッテリパック(L)の場合で11.7時間駆動。この時の重量は1.27kgとなっている。バッテリ駆動時間が7.5時間となるバッテリパック(5800mAh)の場合で、重量が1.18kgとなる。
厚みは27.3mmから37.4mm。HDDは120GBの4200rpm。無線LANはIEEE802.11a/g/b、Bluetooth、指紋認証搭載。
カスタムメイドモデルの場合、5400rpmで200GBのHDDやIEEE802.11n(ドラフト)対応も選択可能。店頭販売価格は26万円程度。
他社製品と比較する場合、未発表のCPUなどが公表されなければ正当な評価は出来ないが、重量やバッテリ駆動時間、厚みだけにこだわった場合、若干負けている部分もある。ただし、カスタムメイドの場合BluetoothやIEEE802.11n(ドラフト)対応などスペック面では負けてはおらず、実際の筐体剛性(LCD天板の全面耐圧は200kgf)、発熱の具合なども含めて評価する必要があるだろう。
FMV-BIBLO NX
17型ワイド液晶、Blu-rayドライブを搭載したNXシリーズはデジタルとアナログチューナーを搭載し同時録画が可能。店頭モデルのHDD容量は160GB×2で320GBだが、カスタムメイドモデルでは250GB×2の500GBの構成やBlu-rayやスーパーマルチドライブなどの構成に変更することが出来る。
店頭販売モデルは40万円程度だが、カスタムメイドモデルでは構成を選ぶことで30万円以下の設定にも出来るため、用途に合わせた選択も可能。
最上位モデルのFMV-BIBLO NX95Y/Dに限り、LOOX Rと同じようにCPUが未発表のためハイエンドの新CPUを搭載すると思われる。