バッテリ駆動時間
バッテリ駆動時間はカタログスペックで10時間を超えるところまで来ているが、カタログスペックと実使用の駆動時間は異なる。実使用ではおおよそ3割は短くなると考えて良い。バッテリ駆動時間は各企業独自の省電力技術もあるが、CPUとバッテリ容量が大きく影響する。CPUはどれも同じ、バッテリ容量も大きい物ほどサイズも大きく、駆動時間は長くなるが、重くなると言うデメリットも。
注意したいのが、カタログにはBIOS設定などで最小性能にした場合の駆動時間を掲載している事がほとんどだという点。実際にはそこそこ高速な設定にすることが多く、カタログスペックの半分くらいしか駆動しないと言うこともあり得る。
最新機種はデュアルコアなど基本スペックが向上したため、1年ほど前のモデルに比べバッテリ駆動時間は減少している傾向もある。もしもバッテリ駆動時間だけにこだわるなら、生産終了しているため入手しづらく、性能も落ちるが1年前の型落ちモデルを選ぶという方法もある。
やっぱり4:3液晶がいい
会社で決められているOSがWindows XPやWindows 2000の場合もあるだろう。企業向けを中心にWindows XPを選べる製品は多いので今のところ問題は無いが、4:3液晶は減る一方だ。ワイド液晶にしたところで、デメリットは無いはずだが、4:3やXGAの解像度でデザインされた業務アプリケーションを、当初のデザインのまま使いたいという用途もあるようだ。
古い環境と合わせたい場合は、 ソニー VAIO type G、松下 Let'snote W7、NEC LaVie J、レノボ ThinkPad X61などがいいだろう。
まとめ
B5ノートは主にビジネス指向の製品であり、Windows Vista Businessをプリインストールしている製品が多い。Vista Businessで通常利用には問題ないが、Vista Home PremiumにあるようなMedia Center機能は使えないため、B5ノートを単なる小型のノートパソコンとして活用したいという場合には注意したい。
また、今回紹介した物は主に個人向けの製品であり、会社で使う製品を選ぶ場合は、サポートなどの関係もあるため企業向けモデルを選ぶことをおすすめする。
個人的にどれにするかという点では、ワイド液晶で薄型軽量のdynabook SS RX1が気になるところだが、無線LANのIEEE802.11n(ドラフト)に対応していない点が気になる。
ワイド液晶にこだわらなければ、英語キーボードモデルも用意されるThinkPad X61 15周年モデルやLet'snote W7の限定モデルも気になるところだ。
軽量小型のB5ノートを選ぶ 2007冬
お買得A4ノートを選ぶ 2007冬
普通のA4ノートを選ぶ 2007冬
ゲーマー向けノートパソコンを選ぶ 2007冬
TV機能対応ノートパソコンを選ぶ 2007秋
[上倉 賢]