B5ノートのバッテリ駆動時間やスペックなどの機能は年々向上し、選択に困るほど多くのモデルが登場しているが、それぞれの機種は個性が異なるので、用途を絞り込めば選択肢も限られてくる。
何を買ったからいいかという質問する方に多いのが、用途がはっきりと決まっていないケース。既に毎日のように持ち歩いている方には、重量や堅牢製、使い勝手などを重視し、その上でバッテリ駆動時間などの機能を選ぶケースが多いが、これからという方は、見た目やブランド、機能を重視する傾向にあるようだ。
持ち歩くときは、インナーケースに入れた上で、丈夫な専用かばんに入れるので堅牢製などは気にしないという方もいるが、落としたりするのは論外としても、ある程度乱暴に扱っても壊れない物というのが理想では無かろうか。
ここで気にしがちなのが、天板耐圧100kgfなどの数値だが、この数値はどの製品もクリアしているためあまり参考にならない。満員電車の中で潰されたりすることもあり、この性能は重要ではあるが、角で落としたときに筐体がどこまで耐えられるのか、長期間使用した場合も問題なく動作し、ヒンジなど外装の耐久性は問題ないかなどが重要になるが、このあたりの検証は簡単ではない。
ここまで検証するには、実際に何年も使う必要があるが、既に定評のあるメーカーの製品は新製品でさらに強化していることが多くユーザーの意見はある程度参考になる。その代表とも言えるのがレノボのThinkPadや松下のLet'snoteだ。今のところ同一シリーズの新製品ではより強化される傾向があるが、新シリーズなどの場合には未知の部分が多く、なかなか難しいところだ。
今買う汎用性のあるB5ノートは
A4ノートはワイド液晶にほぼ切り替わったが、B5ノートは4:3から16:10のワイド液晶へ切り替わりつつある。しかし、4:3を維持し続ける製品もあり、いつ切り替わるのか、それとも4:3が残るのかはよくわからない。
4:3の12.1型XGA液晶とワイド液晶の16:10の12.1型WXGAでは、サイズも若干異なるが解像度も異なる。一般的に、4:3液晶が1024×768でワイド液晶が1280×800のため、ワイド液晶は4:3液晶に比べ情報量が3割ほど多い。この差を考えればワイド液晶を選ばない理由はないだろう。
光学ドライブは内蔵していた方が便利だが、用途によってはめったに使わないので無くてもいいという場合もあるだろう。しかし、光学ドライブを内蔵していてもサイズや重量も抑えた機種が多くなっており、搭載機種を選ぶことでのデメリットは少ない。
以上をふまえ、よくわからないけど、軽量なノートパソコンが欲しいという場合は、液晶画面が大きすぎず小さすぎなく、使い勝手も悪くない12.1型程度のワイド液晶搭載の光学ドライブ搭載機種を選ぶのが無難だろう。
これに該当するのは、東芝dynabook SS RX1や11.1型ワイド液晶だがソニーのVAIO type T、10.6型ワイド液晶の富士通FMV-BIBLO LOOX Tとなる。