Appleの最新OS「Mac OS X 10.5 Leopard」(マック・オーエス・テン・10.5・レパード)が2007年10月26日に発売になった。
UNIXベースのMac OS X 10.0 Cheetahが登場したのが2001年で、2005年の10.4 Tiger(虎)に続き、今回のLeopard(ヒョウ)となる。OS Xになってから6番目のメジャーリリースだ。
このあたりの詳細はや機能はアップルのサイトや、Mac OSの使い方ガイドサイトをご覧いただきたいが、MicrosoftのWindowsはXPからVistaまで6年近くかかっている(SPはあるが)のに比べ、Mac OS Xは1年~1年半程度で頻繁に機能拡張が行われているOSである。
Windows自体はOSが変わらないことでの安定性なども評価できるが、コンピュータを使った楽しみというのは失われがちだ。一方Mac OS Xは短い期間で頻繁に機能拡張が行われているため、時代に即した新しい新機能を次々に搭載可能で、コンピュータを使う楽しみを最大限発揮できるとも言える。
時代に即した最新の機能のわかりやすい例が、面倒くさいバックアップを自動的に、ファイル復活も視覚的にも楽しく行えるTime Machine機能や、iChatなどにおけるインターネットを介した他のMac OSの画面共有機能だろう。
このあたりの機能は外付けHDDが安くなり、ADSLなど高速なインターネットが世界的にも一般的になったことで実現した機能でもあるだろう。
他にもファイルの中身が簡単にわかるようになるなど、便利な機能が搭載された新OSであるが、日本人として注目なのが、日本語の辞典が入っていることだ。
従来もOxfordの辞書が入っており、英語圏の方や英英辞書を使う方には便利だったと思うが、今回、なぜか日本語の辞書だけが追加された。小学館の大辞泉やプログレッシブ英和・和英中辞典と普通の辞書であり、機能に不足はないだろう。辞書の内容にこだわらなければ電子辞書や紙の辞書は不要になるし、なによりOSに付属しているので、追加費用が不要で使えるところが素晴らしい。
個人的には内容も良いが、Mac OS Xの美しいフォントで複雑な漢字をきれいに表示出来るが何よりもうれしい。
大辞泉で「こんにゃく」を調べてみた。この中でわからない言葉はさらにクリックすることで調べることが出来る。文字サイズも変更可能。
筆者も、Leopardを実際にアップグレードインストールしてみたので、アップグレードからソフトの互換性まで簡単にレポートしたい。