Windows Updateなど、OSや各種ソフトの最新版を自動アップデートする仕組みが整いつつあるが、この自動アップデートも時と場合によっては迷惑なことも多い。
例えば、プレゼン中に勝手にアップデートが始まり再起動を即されたり、アップデートのために電源OFFにすることも出来なくなり、帰りたいのに帰れなくなるなど、似たような経験がある方も多いのでは無かろうか。
アンチウィルスソフトの定義ファイルなど、定期的にアップデートしなければ安全性に関わるような物ならまだしも、あまり関係なさそうなバグ修正などで、自動アップデートとなり、再起動を即されるほど迷惑なことはない。
もちろん、そのようなことに注意が及ばず、古い環境のまま使い続けてしまうような方には非常に便利な機能だし、有効な場合が多いが、ある程度コンピュータの操作をわかっており、一刻を争うほど忙しい方にこそ、自動アップデート機能は切ってしまうのも良いだろう。
自動アップデートは切る
大企業などでシステムを一元管理している環境なら、夜中など業務に支障がない時間帯などに、システム管理部署で確認済みの最新環境を一括でアップデートするようなことが出来る。
もちろん、そのような環境の構築には最新のシステムが必要になるなど、一定のコストが発生するが、システム管理者やユーザーの手間を考えれば、コスト対効果は非常に高いだろう。
一方、個人や中小企業など、そのようなシステムを構築するよりも、一台ずつ手動管理したほうが手っ取り早い環境では、インターネットに接続さえしていれば、勝手にアップデートが始まってしまうので、それに任すのも良いだろうが、急ぎの仕事を今すぐしなければならないのに、アップデートが終わるまで待たなければならなくなってしまうことも多いだろう。
特にノートパソコンで、持ち運ぶことなどが多い場合、自動アップデート機能は切っておいた方が無難だ。
自動アップデートは場合によっては10分程度かかる場合もあれば、再起動が必要な場合も多い。今すぐ外出しようと思っていたり、すぐに会議で使うような場合に、自動アップデート機能が働いてしまったら、時間をかなりロスすることになるだろう。
自動的にインストールをせず、ダウンロードだけの設定もあるが、この場合、再起動などが自動で行われることはないが、ダウンロードの度にメッセージが表示されたり、使用時にストレスが溜まる設定でもある。
とりあえず、コンピュータの自動更新は勝手に行われたくないが、忘れたりすることの内容にしたい場合はダウンロードのみなどの設定も良いだろう。
Windows XPの設定画面 | Windows Vistaの設定画面 |