Apple TVで特に残念なのが
日本で普及していないコンポーネント出力の赤、青、緑のケーブル。右端の白と赤はライン出力。
製品自体の完成度は高い物の、日本市場としてみると残念なのが、出力端子としてコンポーネントとHDMIしか用意されていない点だ。
HDMI端子付きのテレビも増えてきたが、数年前の薄型テレビの多くがHDMI端子が1つもしくは付いていない。日本で現在普及しているのはコンポーネントではなく、D端子。
D端子は日本で普及しているが、海外では全く普及していない。コンポーネント出力端子をD端子に変換するケーブルも一般的に販売されているが、Appleではこの接続方法を保証していない。
個人的にもHDMI端子付きのテレビは持ち合わせていないので、コンポーネント出力をD端子に変換するケーブルを使って接続したが、問題なく表示出来た。もちろんこれはアップルのサポート範囲外ではあるが、ほとんどのテレビではこの接続で問題ないだろう。
もちろん、D端子すら無いようなかなり古いテレビの場合、そろそろHDMI端子付きの物に買い換えた方がいいと思う。
また、動画の再生フォーマットが比較的少ないのはともかく、iPod suffleでも対応しているAudible形式(オーディオブック)に対応していないのは個人的に残念。
iPodが世代を重ねる度に更に洗練されていったように、Apple TVも数年後に登場している製品では更に使い勝手が良くなることは確実だろう。
個人的にはその時に動画コンテンツを楽しむために、撮り貯めたDVDを毎日少しずつエンコードし直したい。
Apple TVの初期設定画面。難しいかもしれないのは画面解像度の選択か。 |
[上倉 賢]