2006年9月以降SONYが全品回収の方針を発表しました。
それ以降の情報はバッテリのリコールその後でまとめています。
DELLが2006年8月に公表したバッテリリコールですが全世界で410万台と大規模でしたが、他社や政府まで関係する大きなニュースとなっていますので、ここでまとめてみたいと思います。
DELL製InspironやLatitudeなど、アップルコンピュータ製iBook G4およびPowerBook G4をお持ちの方は以下のサイトで対象機種かどうか調べてください。
アップルコンピュータ バッテリー交換プログラム - iBook G4 および PowerBook G4
DELL ノートブックバッテリの自主回収
この記事は適時更新します。
バッテリのリコールとは
バッテリに何らかの不都合があり、メーカーが自主的に回収、交換をすることを言います。
なぜリコールするのですか?
リチウムイオンバッテリの不都合は非常に危険です。まれなケースですが、最悪の場合バッテリ自体が燃えてしまうので、ノートパソコンが壊れてしまうことはもちろん、使用している方などにも被害が及ぶ場合があり非常に危険です。
どの機種が該当していますか?
まずは、該当機種かどうか、該当機種の場合は、バッテリパックを外し、シリアルコードなどを確認して該当品かどうかを調べる必要があります。
詳しくは、パソコンメーカー各社のサイトにある確認方法を参照してください。
リコールにはいくらかかりますが?
メーカーによる自主的な回収・交換のためユーザーがお金を支払う必要はありません。保証期間が過ぎていても同じです。
リコールは今回が初めてですか?
年に数回各社からリコールが公表されています。最近公表された物は以下にまとめましたので、参考にしてください。
2005年後半から公表されてるバッテリリコール情報
2006年9月 東芝 dynabook AX/8、dynabook CX/8、dynabook TX/8、dynabook VX/7、Satellite CW1、Satellite AW4、Satellite AW5、Satellite A100シリーズのバッテリパックに関する重要なお知らせ(お詫びとお願い)
2006年9月 松下電器産業 CF-W4Gシリーズご使用のお客様へのご案内
2006年8月 アップルコンピュータ 15 インチ MacBook Pro バッテリー交換プログラム
2006年4月 日本HP HP モバイルバッテリパック自主回収プログラム窓口
2005年12月 DELL Latitudeシリーズ、Inspironシリーズ、およびPrecisionシリーズをご愛用のお客様へ付属バッテリの無償交換のご案内
2005年10月 DELL ノートPC製品付属バッテリパック 不具合による回収と無償交換について
SONY製バッテリに関するリコールを除くガイド把握分。
DELLのリコールは最大規模といわれていますが
410万台という規模で今回のようなリコールが行われるのは、今回が初めてのようです。今までは多くても数十万台規模でした。
バッテリパック分解図例(松下電池工業製) 今回の件とは関係ありません |
今回のリコールの原因は何ですか?
バッテリパックはパソコンメーカーのロゴがついていますが、バッテリパックの中に入っている単3電池のようなセルといわれるバッテリはバッテリメーカーが製造しています。(バッテリパック自体をバッテリメーカーが製造していることもあります)
今回は株式会社ソニー・エナジー・デバイスが製造したセルの生産工程で微少な金属粉が混入し、それがショートなどを起こし、まれに発火してしまうためリコールとなったと公表されています。
また、充電回路などの設計によっては問題ないとも言われていますが、デル株式会社メリット社長は2006年8月29日の記者会見で、充電回路などのシステム設計ではなく、バッテリセルが原因であると発言しています。
万が一発火した場合はどうしたらいいですか?
可燃物から離し、消火器で消火するのが無難かと思いますが、消防署へ連絡し指示に従ってください。