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Let’snote T5の実働時間を検証(4ページ目)

15時間駆動を実現した最新のLet'snote T5。本当に15時間動くのか、さまざまな条件で検証してみた。

上倉 賢

執筆者:上倉 賢

ノートパソコンガイド

とにかく長時間駆動させる。

現実的な使用方法ではどれくらいの駆動時間があるのかを測定した。
液晶輝度最低、無線LAN停止、省電力設定ありで測定してみた。 RAMディスクを使用するのが理想だが、今回はSDカードにバッテリ駆動時間のログを記録し、HDD自体も極力動かないように設定した。

バッテリ駆動時間計測

残量10%になったのが13時間48分。3%になり休止状態へ移行したのが15時間5分。ようやくカタログスペックの数値が出た。

結果:
現実的に長時間駆動可能な時間は 15時間5分。
カタログスペックでは15時間駆動のため、これ以上の駆動時間も可能だろうが、さまざまなデバイスを停止するなど、非現実的な設定をする必要があり現実的ではない。

バッテリ消費の大きいデバイスは?

今までの実験では液晶の輝度はかなり影響がありそうだが、無線LANなどはどうなのか、いくつかのパターンを試してみた。

バッテリ駆動時間計測

青の省電力無しは、省電力設定無し、液晶の輝度最大で、デスクトップ画面を表示した場合。
赤の省電力+無線LANは、省電力設定、液晶の輝度最低で、無線LANもONにした状態。アクセスポイントには接続しているが、特に通信はしていない。
緑の省電力は、省電力設定、液晶の輝度最低で、無線LANをOFFにしている状態。

赤と緑をみてもわかるように、Centrinoの無線LANモジュールの省電力機能が優秀なのか、動作時間では20分の差しかない。14時間中の20分なので、ほとんど変わらないと思ってもいいだろう。HDDのアクセスも先ほどのグラフと比較してみると1時間しか変わらないので、HDD自体の消費電力もモーターで回転している割にはたいしたことはなさそうだ。

一方、省電力設定無しで液晶の明るさを最大にすると極端に動作時間が短くなる。今回、試作機の貸出期間などの関係でこれ以上のテストが出来なかったが、バッテリ駆動時間を延ばすには、本体の省電力設定と、液晶輝度に注意すれば良さそうなことがわかる。

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