松下電器は4月25日、Let'snoteシリーズの2006年夏モデルを発表した。
今回の新機種は インテル Core プロセッサを全面的に採用し、バッテリ駆動時間が向上している。全体的に大きなモデルチェンジではないが、Let's note シリーズが10周年ということで、発表会も開催され、キーボード全面防滴を実現したY5を実際に水をかけるデモなどもあった。
特定分野に特化した松下電器の戦略
Let'snoteのシェア
Let'snoteの10年
松下電器のLe'tsnoteシリーズは軽量でバッテリ駆動時間の長いモバイル分野に特化した戦略をとっている。一方堅牢性能に特化したTOUGHBOOKもある。今回発表された Let'snote Y5 のように軽量・長時間駆動ながら、キーボードの防滴性能を高められるのもTOUGHBOOK の実績があってのことで、それぞれのシリーズの技術と経験を相互に活用し、今後もよりよい物作りをしていくとのことだ。
シェアの方ではTOUGHBOOKシリーズのような堅牢性能を必要とするフィールドモバイル分野での2005年の世界シェアは71%で1位。日本国内のビジネスモバイル分野では19.5%でこれも1位となっている。堅牢性能ではTOUGHBOOK、軽量・長時間駆動ではLet'snoteシリーズが市場で受け入れられていることが数字からもわかる。
Let'snote 2006年夏モデルの特徴
Let'snote の進化
Let'snote 夏モデルの特徴
2006年夏モデルより、全シリーズ インテルCoreプロセッサが採用になり、Y5はデュアルコアの低電圧版 Core Duo L2300(1.5GHz)、それ以外は Core Solo の超低電圧版 U1300(1.06GHz)が採用されている。
全シリーズ加圧100kgf、非動作時 30cm落下をクリア、R5を除き動作時10cm落下もクリアする設計になっている。
Let'snote愛用者に何よりもうれしいのが、全シリーズバッテリ駆動時間が大幅に拡大している点だろう。最も長いT5の場合、15時間駆動となっている。
各シリーズ詳細
Let'snote R5
Let'snote T5
Let'snote W5
Let'snote Y5