VAIO type A
VAIO type A
17型ワイド液晶を搭載し、ノートパソコン初となるBlu-ray搭載となる。次世代HDの記録が可能なドライブという面でも、東芝のQosmioは再生専用のため世界初。
地上デジタルにも対応するが、自社開発による地上デジタルチューナーを搭載出来るものの、チューナーはアナログとデジタルの排他利用のため注意が必要だ。つまり、地上デジタルチューナーを選んだ場合、アナログ放送の録画・視聴は出来ない。
SONYとしては地上デジタルのHD放送は全画面で見る物という定義をしており、小画面に小さい画面を表示しながら他のパソコン作業を行う「ながら観」には対応していない。
Blu-rayの映画なども再生可能だが、ソフトウェアエンコードのため、高ビットレートの物はコマ落ちなどの心配がある。今のところ高ビットレートのソフト自体販売の見込みがないため問題はないだろうが、パソコン全体の問題のため、駒落ちなどの問題が発生しなくなるまでは数年かかるだろう。
このようなHDビデオが駒落ちする問題はDVDビデオがパソコンで再生できるようになった2000年前後の状況と似ており、今では低価格機でも問題ないように、5年もすれば全く問題なくなっているだろう。
地上デジタルをBD-RやHD DVDなどに記録可能なノートパソコンはもちろん、AV機器としてもほとんど無いため、HDをそのまま録画したい方には、おすすめの一台だが、今後の次世代DVDは2つの規格が分裂している状況は今後も続く。
HD放送をHD品質で記録したい方は BD-Rメディアも2,000円弱とそれなりに高価だが今のうちに最新テクノロジを使用できるこの製品はありがたいだろう。しかし、規格が統一するまで買い控えたい方は当分待つ必要がある。
店頭販売モデル例:
VGN-AR70B Core Duo T2500,Blu-ray, 200GB HDD,1GB RAM,17型WUXGA,アナログチューナー,40万円程度
VGN-AR50B Core Duo T2300,DVDスーパーマルチ,160GB HDD,1GB RAM,17型WXGA+,アナログチューナー,28万円程度
ハイスペックモデル例:(VAIOオーナーメード)
WinXP Home, Core Duo T2600,Blu-ray, 240GB HDD,1GB RAM,デジタルチューナー,45万円程度