分散コンピューティングで社会貢献
一般的に、分散コンピューティング等と言われているが、難しい科学計算を1台の高価なスーパーコンピュータでするのではなくコストをかけずに、ネットワークに繋がれた複数台の普通のパソコンなどで、分散して計算しようというプロジェクトがある。
科学・医学関係のプロジェクトが多く、説明を読んでもそれで何が得られるのか筆者の能力では理解出来ない難しい物も多いが、シリコン製の飾りを購入するよりも、将来の科学や医療技術の発達に役立ちそうなプロジェクトが多い。
タンパク質の構造解析や、宇宙人を捜すプロジェクト(SETI@home)など、計算対象はたくさんあるので、これらの分散コンピューティングに興味がある方は、自分に興味のある分野で参加してみるのが面白いだろう。
ノートパソコンの消費電力
ノートパソコンはデスクトップパソコンなどよりも、消費電力が低いので、これらのプロジェクトに参加するのパソコンとしては、使用電力あたりの計算能力が高く、省エネを考えながらの利用では最も効果的だろう。しかしこのためだけにパソコンを起動しておくというのはプロジェクトの趣旨からずれる場合もあるので避けた方がよいだろう。
普段、使っているパソコンの裏で動作させたり、サーバー的な用途で電源の切れないパソコンの余った能力を使うなどの参加方法が適しているだろう。
rosetta@home この画面もスクリーンセーバーになる
例えば、Windows で、「3D飛行物体」などの3D系スクリーンセーバーを使っている方も多いと思うが、これらの3D系スクリーンセーバーはそれなりにパワーを使う割には画面表示だけしかしておらず、単なる電気代の無駄でもあるが、SETI@homeなどをスクリーンセーバーに使用すれば、見た目もそれなりによいし、その上、宇宙人探しにも参加出来、一石二鳥である。