イタリアを中心に販売中
FlyBook は、現在イタリアを中心に販売中で、スペックを重視するような日本の多くのユーザーとは違い、デザインや個性を重視する方に向けて販売しており、日本でもその方向を目指すという。また、数量もイタリアを中心としたヨーロッパでの販売数が1年で約2万3千台と、パソコンとしては多くはないが、使用者は満足しており、ヨーロッパでの小型ノートパソコンの分野では、受け入れられているとのこと。
ニューヨークで行われたファッションウィークでは、ダイアローグ社が一部スポンサーをし、イタリアの有名なファッションブランドのように、単なる商品としてだけではなく、デザインなどを含めた文化として、FlyBook
が認められていく方向へ目指しているという。
ちなみに、東京でもファッションウィークは10月31日から11月9日まで行われており、今後は FlyBook がスポンサーをする可能性もある。
基本的なスペックも充実
FlyBook はデザイン重視で基本的なスペックをおろそかにしているわけではない。
HDDはノートパソコンで一般的な2.5型が使われており、容量に問題はない。メモリも標準は512MB、最大で2GBと問題ない。各種外部インターフェースもUBSやIEEE1394(i.Link,FireWire)はもちろん、外部モニタ出力など、不足も無く、小型製品に時々ある小型の特殊な物ではなく、標準サイズが使われている。
ポインティングデバイスは、液晶ヒンジ部近くの両端にあり、普段使いには決して使いやすくはないが、両手で本体を持って使用する場合は便利に使用することも出来るし、タッチパネル対応の液晶なので、タブレットPCのように液晶を回転させても情報しながらページめくりが可能。ただし、机の上で長時間使う場合は、マウスが必須になると思われる。