現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年6月17日に回答があった千葉県在住70歳男性のケースをご紹介します。
投稿者プロフィール

ペンネーム:飛行機2号
回答者本人:70歳男性
同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:千葉県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:1000万円
現在の預貯金:2000万円、リスク資産:1000万円
これまでの年金加入期間:厚生年金545カ月、企業年金(加入期間不明)
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):6万5400円
老齢厚生年金(厚生年金):11万1000円(離婚分割後)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):企業年金9万5000円
「今のところ、生活のために預金を取り崩すには至らず」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した飛行機2号さん。
その理由として「多いに越したことはないのかもしれないが、生活できる年金額を確保していると思う。ただ、物価の上がり方や実質的な貨幣価値の低下を考慮すると、不安ではある」と語っています。
ひと月の支出は「約15万円」で、「今のところ、預金の取り崩しには至っていない」と回答。仕事は「69歳で離職し、現在は無職」だそうです。
「健康保険料は全額負担。一括納付は大きな出費」
年金生活に入り「まずは、車を手放した。税金や駐車場代などの維持費が掛からずに済む。売却代金も相対的には高値だったと感謝している」と飛行機2号さん。
また「自炊を継続している」そうで、「健康のためにも隣駅の店舗まで約3キロ歩いて買い物に行っている。少ないレパートリーゆえ、定番のローテーションですが、たまには今日これを作ってみよう、とトライすることもある」と教えてくれます。
2026年に入って特に負担が増えた支出は、健康保険料と介護保険料だそうで、「会社員であれば、社会保険料は雇用主と折半でしたが、現在離職したため全額負担。健康保険料は年額を一括納付しているため、支払月までに事前に計算して確保しているものの、大きな出費となる」と明かします。
よく利用する店には「くすりの福太郎」を挙げ、「近いし食料品も取り扱っている。特定日には割引もあり、洗剤などはお得です」とのこと。老後の味方は「ヤマサの昆布つゆ」で「価格が手ごろで、簡単に調理ができる」、役立っているサービスは宅配だそうで「特に重たいお米や酒類は、ネットスーパーやAmazonの配達料無料を利用している」と回答されています。
「子どもたちの生活基盤に影響させたくない」
物価高でも削れない支出には「健康のための食費・お酒代」を挙げ、「そもそも健康を阻害するほどの節約は、医療費に跳ね返り本末転倒。お酒も、度を過ぎれば毒なのかもしれないが、お酒を飲む楽しみまで制限する必要はないと感じている」と語ります。
年金生活での楽しみは「やはり、孫たちの成長。中学生、未就学、未就園の子と3人いるが、電話や食事会などが楽しい。エンゲル係数は上がってしまうが」とのこと。
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことについては、「夫婦関係。単身赴任が数回あり、子育てなど任せっきりだった。会話や思いやりが足りていなかったのかもしれない。(妻は)財産分与と年金分割で、ほぼ自分と同額を持っているので、経済的には安定できているものと思ってはいる」と回答。
最後に不安や不満を尋ねると、「1人暮らし。今のところ健康に不安はないが、何があってもおかしくない年代。次の住処として、グループホームなどの施設を考える必要があるのではと痛感する。子どもたちの生活基盤に影響させたくないという思いがある」と語られていました。
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