現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年6月17日に回答があった神奈川県在住69歳男性のケースをご紹介します。
投稿者プロフィール

ペンネーム:KanChiro
回答者本人:69歳男性
同居家族構成:本人、妻(67歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:神奈川県
リタイア前の雇用形態:派遣・契約社員
リタイア前の年収:1400万円
現在の世帯の預貯金:2億5000万円、リスク資産:2億円
これまでの年金加入期間:国民年金7カ月、厚生年金520カ月、企業年金317カ月、個人年金保険(加入期間不明)
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):繰り下げ中
老齢厚生年金(厚生年金):16万9000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):企業年金18万円、個人年金保険60万円(年額)
配偶者の年金や収入:厚生年金5万円、個人年金保険3万円、事業収入500万円(年額)
「年金以外にも、配当や分配金のほか、給与収入や家賃収入も得ている」
老齢基礎年金の受給年齢を繰り下げたというKanChiroさん。現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答。
ひと月の支出は「約35万円」とあり、年金だけで毎月の支出を賄えているとのこと。
年金以外に「配当および分配金収入が月35万円ほどあり、旅行や趣味といったぜいたく支出は、そちらで賄っている」そう。ほかにも「妻が経営する塾の仕事の手伝いで月約9万円」を受け取っており、さらに「実家の家賃収入が、固定資産税、保険料、修繕費などを除いた概算で、月約10万円」あるとのことです。
物価高の影響についても、「車は保有していないし、食費以外はあまり感じていない」とのこと。一方で、「食費については徐々に感じ始めている」と語っています。
「資産を取り崩すのは、75歳くらいからの予定」
老後のお金の使い方については「Die with zero(死ぬまでに資産を使い切る考え方)を目指しているが、しばらくは現有資産を減らさないよう、海外旅行などの大きな買い物は、投資による収入を積み立てるなどして賄っている。75歳くらいからは、資産を徐々に取り崩す予定」と話します。
物価高でも削れない支出には「食費、娯楽費、趣味代、旅費」を挙げ、「ジャズが好きで、現役時代にはできなかった、ライブやコンサートへの参加を増やしている。そのため、趣味および娯楽費は削りたくない」と言います。旅行についても「現役時代には、出張以外でなかなかチャンスがなかった海外旅行や、当時あまり興味がなく、ほとんど行かなかった国内旅行の機会を取り戻そうとしている」とのことです。
普段よく使うお店は「まいばすけっと、マルエツ、サイゼリヤ、ユニクロ」で、「家の近所に店舗がある、もしくはネットショップが利用しやすいことと、値段が手頃で品質も悪くないため」だそう。
また老後の味方として「マンダム『ルシード』の整髪料(中高年向けの身だしなみ商品)、ワークマンの衣料品や雑貨」を挙げ、「ルシードは値段が手頃で、使っていても目立たないところがよい。ワークマンの商品も値段が手頃で安物感なく、品質もよい」と話します。日頃シニア割引も活用しているそうで、「バス代の割引は便利。映画の割引もよい」とも教えてくれました。
「学び直しの数学と中国語。3人の孫の成長も楽しみ」
年金生活では「時間に追われず、のんびりとした時間を過ごせることが何よりうれしい」そうで、「長年、まとまった時間をかけて再度学びたいと考えていた、数学の復習や中国語の勉強など、仕事とは別の価値観を得られたことは、喜ばしく思う」と話します。加えて「3人の孫が、この3年の間に誕生し、その成長を見ることも楽しみの1つ」とのことです。
ただ、現在「幸いにして資産も十分にあり、また年金も十分であり、金銭的には後悔は特にない」ものの、「今後の生活においては、やはり認知症への不安や孤独への不安はある」そう。また「健康への不安もあるが、積極的に健康寿命を延ばすように努力している」と言います。
現役時代についても、「もっと仕事以外のところで楽しむべきだったと思う。家族サービスや、仕事以外での人間関係にも、もっと積極的であるべきだったと後悔している」と振り返られていました。
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