● 富士通
今年一番元気がないのが富士通なのではないだろうか? LOOXにしろFMV-BIBLOにしろ、従来機種の延長線上でしかなく、取り立てて新しく加わった物も無いが、USB 2.0 に対応したり、AirH"INが128kbpsに対応して着実に機能は向上している。
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● 松下
松下は他社のように様々なジャンルの製品を取りそろえることはせずに、一般販売用のノートパソコンではB5ノートに絞るようで、液晶サイズが違う製品が今回新しく加わった。また、最大の弱点だった最大メモリ量も増えたし、USB
2.0にも対応したので、 将来性にもあまり問題は無さそうだ。
また、ファンレス設計で静音という部分にも注目したい。
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● SHARP
今回一番注目を集めたのがシャープだろう。従来機種の延長線上にしかない、あまり面白くないA4サイズの製品も発表しているが、薄型ノートのMURAMASAにメビウスPC-MM1-H1Wというクレードルに置くだけで、他のPCの外付けHDDとして利用可能な機種が登場した。基本的に出先でしか使わないB5ノートの、データ管理が面倒だと感じている人には便利だろう。
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● その他
DELL、エプソンダイレクト等は、従来から季節毎に新製品を発表していないが、要所要所でそれなりにブラッシュアップされた製品を登場させている。 特にDELLは ATI Mobility RADEON 9000 64MB DDR 搭載の Inspiron 8200 をいち早く発表したり 常に最新のスペックを持った機種をラインナップに並べているので、新製品発表はなくても常に注目したい。 ゲームなどをやる場合はこのような最新のビデオチップにいち早く対応するというのは、 喜ばしいことだろうが、ノートパソコンの場合ビデオチップは交換できないので、1年も経てば 古くなってしまうビデオチップにこだわるのもどうだろうか。 このあたりのことはデスクトップPCにも言えることで、PCで最新3Dゲームをやりたい方はZDNetの記事を一読されることをお薦めする。
● この時期の購入でチェックしておきたいポイント
□ | 液晶解像度 | 情報量が段違いに増えるので、A4ノートなら予算が許す限り XGAよりもSXGA+、UXGA等をお薦めする。 |
□ | 無線LAN | 有料、無料を問わず、各地にホットスポットが増えているので、B5ノートなどを持ち歩く機会が多い人は、無線LAN搭載機種をお薦めする。もちろん家庭内で無線LANを使いたい人も同じ |
□ | USB 2.0 | USB 2.0 は今まで使われていたUSB 1.1 よりも、データの通信速度が格段に向上するので、特にストレージ系デバイス(外付けHDD等)を使う方は、USB 2.0に対応していた方がよい。 |
□ | 記録型DVD | バックアップの量が多い方やDVDビデオの作成をしたい方は、記録型DVDドライブ(DVD-RW等)搭載機種をお薦めする。今はいらないが将来欲しくなるかもという方は、外付けという選択肢もあるので、あまり気にしないでもいいだろう。 |
□ | ビデオチップ | ノートPC用ビデオチップで最も高速の部類なのは、最近ATIから発表されたMobility RADEON 9000等だと思われるが、最新の3Dゲームなどをやる方はビデオチップと共にビデオメモリ量も注意したい。最低でも32MBは必要だろう。 |