ノートPCをインターネットに接続する。わかっている人にとっては簡単な事ですが、既に他のPCで接続している場合はどうでしょうか? これもわかっている人にとっては難しくはありませんが、知らない人にとっては敷居が高いようです。
一番簡単な方法は電話線をつなぎ換える事ですが、デスクトップPCなどに繋げている場合は電話線がPCの裏側につながっていて取り外すのも容易ではありません。まあデスクトップPCの場合はPCから電話機へ繋げる電話線が出せるので、電話機側の電話線を外せばいいわけですが、これも簡単な事では無い事も多いようですね。
そういった場合に電話回線分配器を使って分ける方法が一番手っ取り早い方法です。しかしISDN等を利用している場合はTA(ターミナルアダプタ)には電話線をいくつか繋げられることが多いので、それを利用するのもいいでしょう。
ただフレッツISDNやCATV、ADSL等の定額サービスを利用している場合、わざわざ余分に電話代を払うのも無駄ですので、もっと良い方法を紹介しましょう。
一台のPCをTAに直接繋いでISDNのアナログポートで電話や他のPCを繋げる場合
● LANを利用する
LANの事は当ガイドの守備範囲外ですが、今やLANを活用しない事にはコンピュータを使えないくらいに普及しています。企業では既に当たり前となっていますが、ADSL等の普及で一般家庭にも、今後さらに普及していくと事と思われます。
LANを利用する場合、初期投資や、電話回線での接続と同じく配線工事などが問題になりますが、無線LANも価格が安くなり、対応ノートPCも増えて使いやすくなっていますので、工事が困難な場合は無線LANを利用しましょう。
ADSLのモデムからLANを利用して複数のPCを接続している図
(一台のノートPCは無線LANで接続)
上の図ではADSLのモデムから、ハブを使って複数のPCへ繋ぐ場合の図を書いてみましたが、ルーターやハブを利用すれば、複数のPCを同時にインターネット接続する事が可能です。他にもいろいろな接続方法が考えられますので、この辺の詳しいことは、ADSLやCATV業者、お近くの電器店、LANのガイドサイトでお願いします。
こういった環境を作るのには数万円の投資が必要になりますが、最近は2000円程度で高速な常時接続環境が提供されていますので、活用方法次第で家庭の通信費を節約する事が出来ます。良い環境を作ってインターネットを活用しましょう。
通信費節約のガイドサイトも参考になります。