日本学生支援機構の調査によると、大学生のおよそ2人に1人が何らかの奨学金を利用していると言います。All Aboutが実施している「奨学金の返済に関するアンケート」から、石川県在住36歳女性のケースをご紹介します。
投稿者プロフィール

ペンネーム:くろ
年齢・性別:36歳・女性
同居家族構成:本人、母(60代)、祖母(80代)
居住地:石川県
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
職業:正社員
年収:450万円
金融資産:現預金300万円、リスク資産10万円
奨学金500万円を借り入れ、42歳で完済予定
大学進学のために奨学金を利用したという、くろさん。借入総額は「500万円」で、種類は「日本学生支援機構(第二種・有利子)」。返済は「毎月2万5000円で、残債200万円、42歳での完済を予定している」とのことです。
奨学金を借りた経緯について「家にお金がないことは分かっていたので、大学に行くならば自分で借りて、自分で返すしかないと思っていました」とくろさん。
返済は今の生活に「まあまあ影響している」そうで、「毎月の返済と生活費でカツカツなので、貯金に回すだけの余裕がなく、生活に余裕がありません」と話します。
「住宅ローンと奨学金の2つの返済が始まってしんどい」
返済中に最も印象に残っている出来事として、「実家からの住み替えで家を購入することになった際に、住宅ローンと奨学金の2つの返済が始まってかなりしんどいと感じました。家探しをする際には、『月2万5000円は奨学金にあてる必要がある』と認識しながら、身の丈にあった物件を探すようにしました」とくろさん。
これまでに繰り上げ返済はしていないそうで、「急な災害や引っ越し、家族の急逝などでまとまったお金が必要になる可能性がゼロではないし、無理して返済するよりも手元のお金を少しでも残しておきたいと思ったからです」と話します。
家計への負担は大きいものの、奨学金については「借りてよかった。返済自体は苦しいが、裕福な家庭でない以上、奨学金を借りないと大学には進学できなかったから。大学では学びもあったし、奨学金を借りてでも行ってよかった」とくろさん。
むしろ「奨学金を借りることで『自分のお金で大学に通っている』という認識を持ったので、大学ではしっかりと学業やサークル活動などに取り組めたと思います」と振り返ります。
ただ、「奨学金という名前が付いていても、借金であることに変わりはありません。しっかり自覚を持ったうえで借りる必要があると思います。私は奨学金の管理を親任せにしていたので、自分の知らないところで使い込まれました。まだ子どもだからといって親任せにせずに自分でしっかり管理することをおすすめします」とコメントしていました。
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