All Aboutが実施している「年金生活と貯金」に関するアンケートから、2026年4月23日に回答があった、埼玉県在住68歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

ペンネーム:トシさん
年齢性別:68歳男性
居住地:埼玉県
家族構成:本人、妻(65歳)
住居形態:持ち家(戸建て)
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の世帯年収:750万円
現預金:1800万円
リスク資産:4000万円
「固定資産税や家、車。維持費が重い」
年金生活で貯金ができているか、の問いに「貯金を取り崩している」と回答したトシさん。
ひと月当たりの現在の収入は「世帯の年金月21万円、配当月1万円」の合計22万円。
対して月の生活費は「食費6万円、住居費(固定資産税按分)1万5000円、光熱費2万5000円、通信費1万円、医療費1万5000円、交通・車関連費2万円、日用品費1万円、交際費2万円で合計月17万5000円くらい」とのこと。
「これに加えて年払いの保険や税金があるため、実質は年間で60万円くらい貯金を切り崩している」とあります。
家計の現状について、「現役時代に想定していたよりも、固定資産税や家の修繕費、車の維持費といった維持コストが重くのしかかっています。また、昨今の食品や光熱費の値上がりが予想を超えており、年金支給額の範囲内だけで生活を完結させるのが難しい」と説明しています。
「見切り品を活用し、嗜好品を減らす」
年金生活で特にきついと感じる支出について挙げたのは、「光熱費、固定資産税、火災保険、車の維持費」。
物価高の影響については、「特に食料品の価格高騰が痛手です。以前は気にせず買っていたパンや卵、油の値段が上がり、買い物カゴ一杯にした金額が2割ほど高くなったと実感しました。見切り品を積極的に活用したり、嗜好品を減らしたりして工夫していますが、家計を圧迫しています」とトシさん。
税金や社会保険料についても、「額面上の年金額から介護保険料や住民税が天引きされるため、手元に残る金額が思ったよりも少なくて驚いています。現役時代は会社が半分負担してくれていたことのありがたみを痛感している」と言います。
そんな中、節約のために日々、「エアコンの使用を極力控え、冬場は湯たんぽや厚着で対応しています。また、ポイント還元率の高い日を把握し、支払いは全てポイ活を兼ねたキャッシュレス決済に統一している点は、周りの同年代に驚かれます」と語っています。
「図書館を利用、庭の手入れ」お金のかからない過ごし方
年金生活になって「やめたことはゴルフ、新聞の購読、無計画な外食。始めたことはポイ活、ウォーキング、格安SIMへの乗り換え」だそう。
予想外だったことについては、「年金をしっかり納めてきたつもりでしたが、税金や保険料が引かれた後の手取り額では、今の物価水準で文化的な生活を送るのが想像以上に厳しいということに一番驚いています」とコメント。
普段の暮らしについて伺うと、「買い物は週に2回、特売日を狙ってまとめ買い。外食は月に1回、日中は地域の図書館を利用したり、庭の手入れをしたりとお金のかからない過ごし方を心掛け、健康維持のために散歩を日課にしています」と語られていました。
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