現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年6月16日に回答があった神奈川県在住63歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

回答者本人:63歳女性
同居家族構成:本人のみ
住居形態:持ち家(戸建て)
居住地:神奈川県
リタイア前の職業:公務員
リタイア前の年収:1000万円
現在の世帯の預貯金:300万円、リスク資産:2800万円
これまでの年金加入期間:国民年金136カ月、厚生年金344カ月、個人年金保険10年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし
老齢厚生年金(厚生年金):約2万1600円 ※特別支給の老齢厚生年金
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険 約8万8300円
「2年間だけの臨時のお小遣いとして割り切っています」
現在、特別支給の老齢厚生年金を受給している、63歳のアスマさん。年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答しています。
その理由として「物価高のため、たまの交際費や旅行代で終わってしまう」とコメント。65歳になるまでの「2年間だけの臨時のお小遣いとして割り切っています」と語っています。
ひと月の支出は「20万円」で、年金だけでは「毎月足りない」と回答しています。不足分については「株の配当や社債の利子から年間数十万円程度、個人年金保険から年間106万円、残りは貯蓄を取り崩し」て賄っているほか、「市の委員の仕事による収入が年間数万円程度」あるとのことです。
「イオンやオーケーでポイントが倍になる日にまとめ買い」
年金生活を迎えるにあたって「固定費やサブスクを見直し、ネットや見ないケーブルテレビは解約した。電気代とガス代も、契約を変更したら大幅な削減になりました」とアスマさん。「日用品や食品は、3~4日に一度まとめ買いをすることで、あまり衝動買いをしなくなって、月2万円程度削減した」と続けます。
一方、物価高でも削れない支出については食費を挙げ、「人間3万円、ペット2万円。5万円を切る事はしない。食事は生きる上での基本であり、健康の源だと考えています。そのおかげか、実際に人間もペットも医療機関にかかるのは健康診断のみ」と語っています。
ふだんの買い物先は、ポイントや会員カードの制度がある「イオン、無印良品、スーパーのオーケーやライフ」だそうで「使用頻度が高い商品を補充しながら、ネット情報を確認して、ポイントが倍になる日にまとめ買い」をしているそう。このほかに「ダイソーやセリア」も利用しているそうです。
特に「無印良品の収納や台所用品、ダイソーの掃除用品」は老後の味方として挙げており、「無印良品はデザインがシックでどのインテリアにも合うし、使いやすくて価格が手頃。ダイソーの掃除用品は、定番商品がいくつもあり、なくなる前にストックしています。インスタグラムにも、よく使い方の動画が載っている」と話します。
「現役時代より知り合いが増えストレスが格段に減った」
「現役時代は忙しくて、週末はダラダラと過ごしていた」というアスマさんですが、「今は週2でプールと買い物、週1で1万歩ウォーキング、月1で友人と会食、2~3カ月に一度はライブ参戦と、メリハリをつけて楽しむようにしています」とのこと。
「健康貯蓄を心掛けて通い始めた市営プール」では、「知り合いやご近所付き合いが増え、コミュニティの場としても楽しく過ごしています」と老後を謳歌している様子。
人間関係についても「現役時代は仕事関係が中心だったが、今はそれに加えて趣味やコミュニティの知人、近所の人、旧知の友人など、多岐にわたっていてストレスが格段に減った」とあります。
不安は「今のところはない」そうですが、「72歳まで年金を繰り下げる予定ですが、加算された年金をもらうようになると、税金や社会保障費がいくらになるか、今後の増加を懸念しています。そのため、NISAの非課税枠をフル活用したい」と語っています。
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