
物価高が続く中、以前のように気軽に旅行ができなくなったと悩む人も多いのではないでしょうか。しかしそんな中でも、工夫を凝らして旅を楽しみ続けている人たちがいます。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「物価高でも旅を楽しむ人の『家計やりくり』調査」を実施しました。今回はその中から、長崎県に住む30歳女性のエピソードを紹介します。
別府温泉で出会った「地獄蒸し料理」に感動
【回答者プロフィール】
・年齢:30歳
・家族構成:既婚(子なし)
・職業:専業主婦
・世帯年収:400万円
・貯蓄:約500万円
最近、女性が行って感動した旅先は「大分・別府温泉」だそう。どんな思い出ができたのでしょうか。
「久しぶりに訪れましたが、湯けむりの情緒あふれる景色に日常の疲れが癒やされました。地獄蒸し料理を堪能した際、素材のうまみが引き出された味わいに感動。ぜいたくな食事だけが旅の醍醐味(だいごみ)ではないと、改めて気付いた旅になりました」
旅行代のために真っ先に削った支出
旅行を満喫した様子の女性ですが、物価高の中でどのように旅行代をやりくりしているのでしょうか。真っ先に削った支出について聞くと「被服費と日常的な外食代」と答え、合計で月1万5000円ほどを削減したといいます。
なぜ、そこを真っ先に削ろうと思ったのでしょうか。
「服は今あるもので着回せますし、外食も家で工夫すれば安くおいしく済ませられます。日常での一時的な我慢は、旅行という非日常の喜びを得るための投資だと思えば、ストレスを感じることなくスムーズに節約できると考えました」
旅行を“投資”と捉えることで、日常の節約が苦にならない。前向きな割り切りが、やりくりの支えになっているようです。
自分なりの優先順位をつける
被服費や外食代は抑える一方で、女性が「ここは削らない」と決めているのが、宿泊先の清潔感と部屋のクオリティーです。
「せっかくの旅行なのに、宿泊先でリラックスできないと心身の疲れが取れないからです。交通費や昼食代を抑えても、1日の締めくくりとなるホテルでの時間はぜいたくに過ごしたいと思っています」
とはいえ、旅先では物価高を感じる場面も。観光地のカフェで飲み物代が以前の1.5倍ほどに値上がりしていて驚いたそうです。そこで、支出の優先順位をつけることにしました。
「移動中の飲み物はスーパーで買ったペットボトルのお茶で済ませて、浮いたお金をその土地でしか食べられない名物の食べ歩きに充てるようにしました。自分なりの優先順位をつけることで、満足度を落とさずに出費をコントロールできています」
宿にはこだわり、飲み物は抑え、浮いた分を食べ歩きへ。メリハリのある使い方が見えてきます。
新しい刺激を受けることは、明日からの活力に
女性にとって旅行はどのような存在なのか、物価高でも旅行を諦めない理由を聞きました。
「旅行は単なる遊びではなく、生活に潤いを与えてくれるものです。いつもと違う景色を見て新しい刺激を受けることは、明日からの活力にも直結するので、心の豊かさを保つために欠かせない自己投資だと思っています」
最後に、今後の「旅とお金の付き合い方」について考えていることを聞きました。
「漫然と旅行に行くのではなく、『早割』やキャンペーンを賢く活用して、浮いた予算をそのときだけの体験に集中させるなど、メリハリのあるお金の使い方を模索し続けたいです」
旅先での優先順位をしっかり見極める工夫も、物価高の時代に旅を楽しみ続けるための、30歳女性の等身大のやりくりのようです。
<調査概要>
物価高でも旅を楽しむ人の「家計やりくり」調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:53人、女性:147人)
※回答者のコメントは原文をベースに一部整えています。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






