
物価高が続く中、以前のように気軽に旅行ができなくなったと悩む人も多いのではないでしょうか。しかしそんな中でも、工夫を凝らして旅を楽しみ続けている人たちがいます。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「物価高でも旅を楽しむ人の『家計やりくり』調査」を実施しました。今回はその中から、大阪府に住む26歳女性のエピソードを紹介します。
「日本にはないよさがてんこ盛り」
【回答者プロフィール】
・年齢:26歳
・家族構成:独身(子なし)
・雇用形態:業務委託
・職業:日本語教師
・年収:300万円
・貯蓄:約150万円
最近、女性が行って感動した旅先は「上海」だそう。どんな思い出ができたのでしょうか。
「ご飯のすべてが、口に合って本当においしかったし、激辛料理が好きなのでマーラータンや火鍋などをたくさん食べることができてうれしかったです。外灘(ワイタン)や豫園(ヨエン)、朱家角(シュカカク)の景色、中国独特の雰囲気、安くておいしいドリンクスタンドなど、日本にはないよさがてんこ盛りで、とても楽しかったです」
真っ先に削った支出は
旅行を満喫した様子の女性ですが、物価高の中でどのように旅行代をやりくりしているのでしょうか。真っ先に削った支出について聞くと、「服の衝動買い」と答え、月平均で2万円削減したといいます。なぜ、そこを真っ先に削ろうと思ったのでしょうか。
「そこまでファッションに興味がないのに、定期的に服や靴を爆買いしてしまうことがあり、結局あまり着ずに処分していました。いろいろな面でよくないと自覚したためです」
無理な切り詰めではなく、もともと無駄だった支出を見直すことが、やりくりの出発点になったようです。
旅行先での食事には「予算を設けない」
被服費は思い切って削る女性ですが、「ここだけは譲れない」と決めているのが旅行先での食事代です。
「国内でも海外でも、食べ物を目的に旅行に行くことが多いので、おいしいものが食べられなくては行く意味がないとまで思うからです。3食を食べるのは当たり前で、ドリンクやスイーツ、夜食なども目いっぱい楽しむために、食費については予算を設けません」
しかし、その姿勢は旅先での物価高とぶつかることに……。
「名古屋へ行ったとき、数年前はドリンクとセットで800円くらいだったはずの喫茶店のエビフライサンドが、単品で1200円になっていて驚きました。お金の出し惜しみをしたくないので食べましたが、ほかのグルメも軒並み値上がりしていました。結局帰りは新幹線に乗らず、高速バスで大阪まで帰りました」
譲れないポイントを守るために、削れるところを柔軟に調整しているようです。
「旅行がないと気持ちが沈んでしまうかも」
女性にとって旅行はどのような存在なのか、物価高でも旅行を諦めない理由を聞きました。
「何か目標や楽しみがないと、仕事を頑張れないからです。英語や中国語を使う仕事をしているので、その言語が使われる国に行くこと自体が、仕事のモチベーションになります。普段は在宅ワークでずっと家にいるため、旅行がないと気持ちが沈んでしまうかもしれません」
最後に、今後の「旅とお金の付き合い方」について考えていることを聞きました。
「まだ20代で体力も希望もあるので、お金のことをあまり気にせず、行きたい所に思う存分行く生活がしたいです。今、貯金がたくさんあっても、子どもができたり年を重ねたりしたら、今ほど自由に遊び回れません。だからたくさん旅をして知見を広げ、それをモチベーションにまた仕事を頑張ってお金を稼げばいいと思っています。日々の節約も、旅のためなら苦になりません。経験が、一番価値のあるものだと思うので、これからも経験を蓄えていきたいです」
女性のメリハリのある家計のやりくりは、限られた予算で旅を楽しみ続けるためのヒントになりそうです。
<調査概要>
物価高でも旅を楽しむ人の「家計やりくり」調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:53人、女性:147人)
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