「資産を大きく増やす」というよりも、「元本を守りながら少しでも有利に運用したい」。そんな方に人気なのが定期預金です。最近は金利が上昇し、以前より魅力的な商品も増えてきました。
500万円のようなまとまった資金を預ける場合は、金利がわずかに違うだけでも、受け取れる利息には数万円単位の差が生まれます。そこで今回は、ゆうちょ銀行の定期貯金と、高めの金利を設定しているネット銀行の定期預金を比較し、500万円を預けた場合の受取利息がどのくらい違うのかを見ていきましょう。

ゆうちょ銀行の定期貯金
ゆうちょ銀行の定期貯金は、一般の銀行でいう定期預金にあたります。預入期間は1カ月・3カ月・6カ月・1年・2年・3年・4年・5年・10年から選択できます。
利息の計算方法は、3年未満が単利、3年以上は半年複利となっています。
●500万円を預けた場合の受取利息
500万円をゆうちょ銀行の定期貯金に預けた場合の受取利息(税引き後)は以下のとおりです(※2026年7月時点)。
【2年間:年0.5%・単利】
・受取利息(税引き後):3万9843円
【3年間:年0.6%・半年複利】
・受取利息(税引き後):7万2257円
参照:金利一覧 ゆうちょ銀行
ネット銀行の定期預金
ネット銀行では、ゆうちょ銀行を上回る金利を設定している商品もあります。
●オリックス銀行(2年)500万円を預けた場合の受取利息
新規口座開設者限定の優遇金利では、2年もの定期預金に年1.55%(2026年7月時点)が適用されます。この場合、口座開設日から翌々月末日までの申し込みを行うという条件があります(例:7月5日に口座開設した場合は9月30日までの申し込みが必要)。
【eダイレクト定期預金・新規口座開設者限定】
・金利:年1.55%(2026年7月時点)
・利息計算:単利
・預入期間:2年
・預入金額:100万円以上
・500万円を預けた場合の2年後の受取利息(税引き後):約12万3512円
優遇金利は1年(年1.5%)、5年(1.6%)もあり、トータルの預入上限は1000万円です。
参照:
eダイレクト預金 オリックス銀行
新規口座開設者限定 eダイレクト定期預金 優遇金利プログラム オリックス銀行
●SBJ銀行(3年)500万円を預けた場合の受取利息
SBJ銀行では、夏のボーナス定期預金キャンペーンを実施しています。対象は1年・18カ月・2年・3年・5年ものの定期預金で、募集総額1500億円に達するまで、どなたでも利用できます。
【スーパー定期預金・大口定期預金】
・金利:年1.5%(2026年7月時点)
・利息計算:単利
・預入期間:3年
・預入金額:1円以上(上限なし)
・500万円を預けた場合の3年後の受取利息(税引き後):約17万9292円
受取利息は最大約3.1倍の差
同じ500万円でも、預け先によって受け取れる利息には大きな差があります。
例えば、2年間預けた場合は、
・ゆうちょ銀行:約3万9843円
・オリックス銀行:約12万3512円
となり、税引き後の受取利息は約3.1倍の差があります。
また、3年間で比較すると、
・ゆうちょ銀行:約7万2257円
・SBJ銀行:約17万9292円
となり、こちらも約2.5倍の差となります。
500万円というまとまった資金では、金利差がそのまま数万円単位の利息の違いにつながることが分かります。
金利は定期的に見直そう
定期預金は、元本保証で安全性の高い金融商品ですが、預け先によって受け取れる利息は大きく異なります。
また、現在は金利が上昇している局面です。500万円のようなまとまった資金を運用する場合は、1年・2年・3年程度の定期預金を利用し、満期のたびに高い金利を確認して預け替える方法も有力な選択肢です。
なお、定期預金を満期前に解約すると、中途解約利率が適用され、本来より低い利息になってしまいます。預ける際は、「満期まで使う予定のない余裕資金」であることを確認したうえで活用するとよいでしょう。







