
物価高が続いており、2026年6月に値上がりした飲食料品は1000品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、青森県に住む49歳女性の節約テクを紹介します。
家庭菜園、まとめ買い、道の駅……
【回答者プロフィール】
・年齢:49歳
・家族構成:独身(子なし)
・世帯人数:1人
・雇用形態:正社員
・職業:企画職
・年収:340万円
・貯蓄額:50万円
【1カ月の主な支出内訳】
・住居費:0円(一軒家/固定資産税などは除く)
・食費:3万円
・交際費:3000円
・電気代:4000円
・ガス代:2000円
・水道代:3000円
・通信費:7000円
・毎月貯蓄に回している額:2万5000円
(※上記以外の税金や保険料、日用品費や衣服費などは含まれていません)
物価高の影響を聞くと、1年前と比べて1カ月当たりの食費は4000~5000円ほど増えたといいます。値上がりして特に困っているのはお米です。
「毎日食べるものなので非常に困ります。知人の農家さんから直接購入しているのですが、昨年からとても値上がりしました。今さら主食を全てパンやパスタに替える気持ちにもならず、いっそのこと主食をジャガイモにしようかなどと考えてしまいます」
そう漏らすほど白米の値上げはショックだったようですが、食費を抑えるための工夫は緻密に行われているようです。
「食材をいっさい無駄にしないよう心掛けています。ナスや、ネギ、ジャガイモを家庭菜園しています。そして、パスタが安い時にまとめ買いをしたり、ポイントが貯まる日のポイントアップデーにのみ買うようにしたり、野菜は道の駅で購入したりしています」
この工夫で月に2000~3000円ほど節約になるといいます。
また、食費を節約するうえで活用している食材が「キャベツ」です。「炒めても、焼いても、サラダでもおいしく万能で、かさましもできるからです」と女性は話します。
実際に、キャベツを使ってどんな料理を作っているのか尋ねると、「ミルフィーユ鍋にします。キャベツの間に豚バラを敷き詰めて層状にし、『ほんだし』をふりかけて水で煮ます。そして、ポン酢と共に味わいます。暑い時にさっぱりと食べることができ、使う食材が少なく、時短できるため、お気に入りのレシピです」と教えてくれました。
パワーがみなぎるような気分になる“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「国産牛肉のサイコロステーキです。しっかりと厚みのある外国産ではない、ちょっといいお肉が私のご褒美グルメ。活力が欲しいとき、免疫力が落ちているなと感じる時に食べます。食べると、血と肉が作られてパワーがみなぎるような気分に、一瞬ですがなります」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「やはり白米は譲れないかなと思います。お米で育ち、お米が主食の日本人なので。主食がなくなることや、お米がパンやパスタに替わるということはないかなと思います。これからは、より地産地消を大切にして、道の駅の利用頻度も上げて行きたいと思います」
そして今後目指したい暮らしについては、「シンプルな暮らし。メリハリのある家計を目指したいです。他人軸ではなく自分軸で。自分にとって今大切なものを見極めて、無駄をなくすよう心掛けたいです。心身が健やかでいられることにお金を使って、生き生きと暮らしていきたいです。今、とても家計が苦しいですが、これから盛り返します」と教えてくれました。
住居費0円でも家計が苦しく感じるのは、回答のあった主な支出以外に税金や日用品代、衣服費などの支出があるからでしょう。だからこそ、彼女の語る「自分軸で無駄を見極める」というメリハリ意識が、今後の家計を盛り返す大きなカギになりそうです。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






