現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施している「年金生活に関するアンケート」から、2026年4月27日に回答があった兵庫県在住63歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

回答者本人:63歳女性
同居家族構成:本人、夫(61歳)、娘(28歳)
住居形態:持ち家(マンションなどの共同住宅)
居住地:兵庫県
リタイア前の雇用形態:パート・アルバイト
リタイア前の年収:100万円
現在の預貯金:1100万円、リスク資産:なし
これまでの年金加入期間:国民年金345カ月、厚生年金180カ月
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):なし(受給前)
老齢厚生年金(厚生年金):3万2608円(特別支給の老齢厚生年金)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
そのほか(企業年金や個人年金保険など):なし
配偶者の年金や収入:給与収入390万円(年額)
「支払った年金保険料を回収できるのか?」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。
その理由として「今は特別支給の厚生年金のみですが、180カ月(丸15年)しか加入していないため、周りと比較しても金額的には相場かな? とは思います。しかし、今まで支払った保険料をそもそも回収はできるのか? と不安になるのは否めません」と語っています。
ひと月の支出は約「24万円」。夫の給与収入で「毎月賄えている」と回答されています。
「月24万円の年金だけでは足りないからもっと働かないと」
とはいえ、「今は主人も働いているので賄えていますが、主人が65歳になり年金生活になると1カ月2人で手取り24万円の見込みです。今後おそらく医療費が嵩んでくると思いますし、家にいる時間が増えると光熱費も気になります。そうなると蓄えから補填(ほてん)しなければならないので、やはりまだまだ働かないと」と投稿者。
投稿者自身で「月に8万円くらいの収入があるのが理想」と考え、現在「パートの就活をしながらスポット派遣で働いています。倉庫内ピッキング、選挙事務、清掃、書類の仕分け等で月に2万~4万円くらい」稼いでいるとのこと。
「とりあえず今は年金、(投稿者の)給与含め臨時収入は先取り貯蓄で使わないこと。今の生活水準を変えないこと。新しい物を買わずあるもので工夫することを心掛けて」いるとあります。
「親世代はゆったりと年金生活を楽しんでいる」
現役時代にもっとこうしておけばよかったと思うことがあるか、との問いには「子どもが小学生になったタイミングで働き出しましたが、忙しい、疲れた、と自分に言い訳して外食やレジャーに(自分の)給与を使ってしまいました。思い出ができたことに後悔はありませんが、もう少し貯めておけば……と思うことはあります」と回答。
日々の「生活にゆとりと潤いはほしいけれど、果たして将来のためにいくら用意すればいいのか、いつまで元気でいられるのか……と考えれば不安しかありません。悔いもお金も残さない人生が理想ですが、万一のときに子どもに迷惑がかかるのだけは避けたい。親世代(80代~)がゆったり年金生活を楽しんでいるのを見ると、つくづく割に合わない時代に生まれたなぁと考えてしまいます」と率直な思いを語ります。
一方で、近い将来「本来の65歳の受給年齢になったときには一区切りの意味と自分へのご褒美で温泉旅行に行きたい」と投稿者。「身体が動くうちに大きめの断捨離をして身の丈にあったシンプルな暮らしをしたい」と話していました。
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