
物価高が続いており、2026年7月に値上がりした飲食料品は2500品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、大阪府に住む32歳女性の節約テクを紹介します。
子どもの成長に影響がないか心配に……
【回答者プロフィール】
・年齢:32歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:4人
・雇用形態:正社員
・職業:理学療法士
・世帯年収:800万円
・貯蓄額:300万円
【1カ月の主な支出内訳】
・家賃:10万円(間取り一軒家)
・食費:6万円
・交際費:2万円
・電気代:2万円
・ガス代:1万円
・水道代:4000円
・通信費:1万5000円
・毎月貯蓄に回している額:5万円
物価高の影響を聞くと、「とても感じる」とのことで、1年前と比べて1カ月当たりの食費は2000円から3000円ほど増えたといいます。特に困っているのは卵、魚、葉物野菜です。
「子どもがまだ小さく、できるだけ栄養を摂取させたいと思いますが、卵や魚からとれるタンパク質や良質な脂質が不足しがちになったり、野菜のビタミンや食物繊維が不足したりすると成長に影響がないか心配になるためです」
では、どのように対応しているのでしょうか。食費を抑えるための工夫は至ってシンプルです。
「安売りをしているときに買い込み、切り分けたり、料理の下ごしらえをして冷凍保存をしたりしています」
この工夫で月に1000円から2000円ほど節約になるといいます。
さらに活用しているのが「ニラ」。安いときが多いため、よく購入するそう。「ニラはメインにするのは難しいですが、かさ増しや味による満足感が得られやすいため重宝しています」
実際に、ニラを使ってどんなレシピを作っているのか尋ねると、「ニラを使ったチヂミをよく作ります。小麦粉、片栗粉、スライスチーズ、鶏がらスープの素、塩、水、ごま油を切ったニラと混ぜ合わせてフライパンで焼いて作ります」と教えてくれました。
前向きな気分になる“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「物価高の今、ご褒美になっているのはファストフードです。昔は安く簡単に購入できましたが、今では高級品のように感じています。家族の誰かが頑張ったときや、ご飯作りがしんどいときに購入します。普段頑張ってる自分へのご褒美として、これからも頑張ろうと前向きな気分になります」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「バランスのいい食事を作りたいと思っています。できる限り一汁三菜を心掛けたいと思うので、今取り組んでいる節約方法は続けつつ、ほかに節約できる方法があれば取り入れたいと思います」
今後目指したい暮らしについては、「子どもたちが窮屈な思いをしない生活を目指しています。食事面はもちろん、それ以外の光熱費など必要なだけ自由に使える暮らしを目指したいです」と教えてくれました。
子どもたちの精神的なゆとりや健康を大切にしつつ、節約も心掛けながら食生活にのぞむ女性。このバランスの取れた感覚こそが、物価高の時代を乗り切るために必要なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






