
物価高が続いており、2026年6月に値上がりした飲食料品は1000品目を超えました。食費の高騰が家計に与える影響は決して小さくありません。この苦しい状況の中で少しでも出費を抑えるためには、どのような工夫があるのでしょうか。
All About編集部は全国200人を対象に「物価高時代の食費のやりくりや工夫」に関するアンケートを実施しました。今回はその中から、埼玉県に住む36歳女性の節約テクを紹介します。
なるべく食品ロスを出さないように
【回答者プロフィール】
・年齢:36歳
・家族構成:既婚(子あり)
・世帯人数:4人
・雇用形態:正職員
・職業:公務員
・世帯年収:600万円
・貯蓄額:100万円
【1カ月の主な支出内訳】
・住居費:7万5000円(間取り4LDK)
・食費:4万円
・交際費:2万円
・電気代:2万円
・ガス代:1万円
・水道代:7000円
・通信費:2万円
・車の維持費:1万5000円
・毎月貯蓄に回している額:0円
物価高の影響を聞くと、1年前と比べて1カ月当たりの食費は1001~2000円ほど増えたといいます。特に困っているのは乳製品と野菜です。
「乳製品も野菜も食卓に必要不可欠なものなので厳しいです。特に育ち盛りの子どもがいるので減らすこともできず大変です」
では、どのように対応しているのでしょうか。
「なるべく食品ロスを出さないことです。買ってきたら傷む前に冷凍しています。買い物に行くと、どんどん買ってしまうので、冷蔵庫のものがなくなったら行って、買いだめしています」
この工夫で月に1001~2000円ほど節約になるといいます。
そのほか、節約に活用しているのが豆苗と冷凍のブロッコリー。「豆苗は一度使っても、水につけると再生するので、2回は使っています。冷凍のブロッコリーは生のブロッコリーよりもコスパがいいので積極的に使っています」と女性は話します。
実際に、豆苗を使ってどんなレシピを作っているのか尋ねると、「豆苗のサラダをよく作ります。材料は、豆苗1袋、ベーコン2枚、レモン汁、きゅうり1本、オリーブオイル大さじ1、クレイジーソルト適量を使います。豆苗を食べやすいサイズにカットして、きゅうりとベーコンはせん切りに。多めのオリーブオイルをフライパンで熱して、ベーコンをカリカリに炒めます。その後、ベーコンを豆苗、きゅうりの上にのせ、クレイジーソルトとレモン汁をかけてあえたら完成です」と教えてくれました。
頑張った日の“プチご褒美”
食費を抑える工夫を凝らす一方で、我慢ばかりの節約生活では息が詰まってしまうもの。たまのリフレッシュとしてどのような「プチご褒美」を取り入れているのでしょうか。
「栗原はるみさんの『栗原さんちのおすそわけ いっぱいのありがとうパンナコッタ』を買って食べること。値段は安くはないし、必要不可欠なものではないので、時々ご褒美に食べます。家の整理整頓をしたり掃除をしたりした日や、作り置きをたくさんした日、給料日後の買い物で見つけた時に購入しています」
このように、食費を抑えつつも楽しむ時間は忘れない彼女には、「これだけは譲れない」という食費のポリシーがあります。
「基本は頑張って自炊をしたいです。そしてちゃんと栄養価を考えた献立にして、最近は油をあまり使わない電気圧力鍋を活用するようにしています。多めに作って次の日にアレンジをするなど無駄にならないような自炊をしておきたいです」
そして今後目指したい暮らしについては、「あまり節約を意識し過ぎるとストレスもたまってしまい、別の場面で影響が出る可能性があるので、本末転倒にならないようにほどよく節約していきたいです」と教えてくれました。
自炊を心掛けて食費を節約する女性。そして同時に節約を意識し過ぎるリスクにも配慮しているようで、このバランス感覚が、物価高時代を乗り越えるのに大切なのかもしれません。
<調査概要>
物価高時代の食費のやりくりや工夫
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年5月27日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:60人、女性:136人、回答しない:4人)
※回答者のコメントは原文のまま記載しています。
※本記事の出費内訳はアンケートの回答に基づいた「主な項目」のみを記載しています。回答に含まれない社会保険料や税金、民間の保険料、不定期な支出、使途不明金などは考慮されていないため、収支合計が一致しない場合があります。
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






