日本学生支援機構の調査によると、大学生のおよそ2人に1人が何らかの奨学金を利用していると言います。All Aboutが実施している「奨学金の返済に関するアンケート」から、高知県在住36歳男性のケースをご紹介します。
投稿者プロフィール

ペンネーム:すぴかす
年齢・性別:36歳・男性
同居家族構成:本人、妻(36歳)、長女(9歳)、次女(7歳)
居住地:高知県
住居形態:賃貸
職業:正社員
年収:600万円
金融資産:現預金250万円、リスク資産100万円
大学進学のために250万円を借り入れ、34歳で繰り上げ完済
「大学」で奨学金を利用したと言う、すぴかすさん。借入総額は「250万円」で、種類は「日本学生支援機構(第二種・有利子)」。毎月2万円を返済し、繰り上げ返済も実施、34歳で完済したと言います。
奨学金を借りた理由について「大学進学の際にアルバイトをすることが絶対条件だったが、それでも学費や家賃を賄うのは難しかったので、先のことはあまり深くは考えずに、奨学金制度を利用した」とすぴかすさん。
返済は生活に「まあまあ影響している」と回答。「働き始める時には、月2万円程度なら問題ないと思っていたが、いざ就職してみると、これまで必要なかった冠婚葬祭や交際費などが思った以上に大きく、かなり生活を圧迫した」と話します。
「飲み会や旅行に誘われても断ることが多いのがつらかった」
返済中に最も印象に残っている出来事として、「毎月の返済はしんどいながらも、なんとか生活はできていたものの、周りの同期などで、奨学金を借りていない実家暮らしの人の話を聞いていると、生活水準が違いすぎて、飲み会や旅行に誘われても断ることが多いのがつらかった」とすぴかすさん。
人間関係への影響については「自由に使えるお金があまりないので、独身時代の自由な交友関係をあまり謳歌(おうか)することができず、付き合いが悪い印象を持たれてしまっていたと思う」と話します。
繰り上げ返済の経緯について「出世などで収入が増え、生活にも少しずつ余裕が出てきて、残高も少なくなっていたので、貯金を切り崩して一括返済を行った」とのこと。完済時は「解放感がすごかったのと、シンプルに出費が減ったのがうれしかった」と振り返ります。
奨学金を借りてよかったかという問いには「どちらともいえない」と回答。「借りなくてよいなら借りたくはなかったが、実際には、それがなければ大学生活は成り立っていなかった。『借りてよかった』とまでは言えないが、後悔はしていない」と語ります。
返済経験を通じて「今後の生活においても極力借り入れはしないようにしたい、と考えるようにはなった」と話すすぴかすさん。奨学金については、「就職後の収入や支出は、いざその時になってみないと分からないので、本当に無理のない範囲で利用したほうがよい」とコメントされていました。
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