
物価高が続く中、以前のように気軽に旅行ができなくなったと悩む人も多いのではないでしょうか。しかしそんな中でも、工夫を凝らして旅を楽しみ続けている人たちがいます。
All About編集部は全国20~60代の200人を対象に「物価高でも旅を楽しむ人の『家計やりくり』調査」を実施しました。今回はその中から、東京都に住む33歳女性のエピソードを紹介します。
「言葉で表せない美しさでした」
【回答者プロフィール】
・家族構成:独身(子あり)
・雇用形態:正社員
・職業:診療放射線技師
・世帯年収:1100万円(離婚している元夫の年収分も含む ※編集部注)
・貯蓄:950万円(預金:300万円、学資保険・投資:650万円)
最近女性が行って感動した旅先は「沖縄」だそう。どんな思い出ができたのでしょうか。
「義理の妹の結婚式に参列するため、沖縄に行きましたが、ホテルからすぐのところにあった美々ビーチいとまんで見た夕日はとても感動しました。視界一面に大きく広がる海原に夕日がさして、言葉で表せない美しさでした。スマホのパノラマ機能を使ったのは久しぶりでした。遊泳期間ではなかったので泳げませんでしたが、ビーチの貝を拾ったり、小さなヤドカリを見つけたり、子どもも一緒に楽しめました」
子どもと思い出をつくるために
旅行を満喫した様子の女性ですが、旅先で物価高を実感したそうで、「道の駅やサービスエリアで楽しむグルメがじわじわ値上がりしているように感じました」といいます。
「とはいえ、グルメやお土産は削りたくないので、PayPayのキャンペーンを使って会計したり、JAF会員向けクーポンや優待があるお店を使ったりしました」
物価高の中でも、賢くやりくりしながら旅行を楽しんでいる女性。ほかにも工夫していることがあるといいます。
「これまでは部屋に露天風呂付きなど、少しぜいたくな宿、部屋を予約することが多かったのですが、少し宿のグレードを下げてファミリー向けの広めの部屋をとるようにしています。周辺の観光をするよりホテル内で十分楽しめるプールなどがあるホテルを選ぶようになりました」
宿泊施設・宿泊プランのランクを下げることで、月額にしておよそ1万円ほどの節約になっているそう。
「部屋のぜいたくさは子どもではなく大人が喜ぶもので、子どもとの思い出づくりのために旅行に行っているので、部屋や宿のグレードを下げても子どもが楽しめる旅行にしようと考えました」
諦めること、諦めないこと
一方、支出を減らした分、「旅先でのグルメ(食費)とお土産代」はお金を惜しまないようにしています。
「旅先のグルメ、名産品を楽しむことは私にとっても子どもにとっても大きな楽しみなので、食費とお土産代は削りたくありません。子どもは友達からよくお土産をもらったりしているため、うちだけお土産がないと気まずいという理由もあります」
お金の使い方に女性のこだわり、旅行への思いが感じられます。
女性にとって旅行はどのような存在なのか、物価高でも旅行を諦めない理由を聞くと、「子どもはいつか親と旅行に行くのを嫌がったり、学校や部活動でなかなか旅行にいけなくなったりすると思っているので、人生のうちに子どもと行ける旅行はあと何回だろう?という気持ちがあります。そう考えると、お金のために思い出づくりをなくすべきではないと思えるので、できる範囲で楽しみたいです。旅行は、日々のつらい仕事はこのためにやってきた! このために働いている! と思えるような、人生の楽しみ、糧です」とコメント。
最後に、今後の「旅とお金の付き合い方」について考えていることを聞きました。
「インバウンド増や物価高により、宿もレジャー費も値上がりしていますが、旅は非日常であり、できる限りお金のことは考えずに楽しみたいと考えています。旅そのものはもちろん、将来、子どもや夫と、あそこに行ったのいつだっけ? 楽しかったよね、などと笑って思い出話ができることも、私にとってはとても価値のあることです。日々の暮らしを少し削ったり、不急なぜいたくは諦めたりしますが、旅そのものは諦めません」
<調査概要>
物価高でも旅を楽しむ人の「家計やりくり」調査
調査方法:インターネットアンケート
調査実施日:2026年4月9~10日
調査対象:全国20~60代の200人(男性:53人、女性:147人)
※本記事で紹介している人物のプロフィールや数値などは、プライバシー保護のため編集部で一部改変している場合があります。






