
2026年4月26日に行われたロンドンマラソンで、セバスチャン・サウェ選手が1時間59分30秒という驚きのタイムを打ち出しました。サウェ選手が履いていた「adidas」の最新厚底シューズにも注目が集まっていますが、そのシューズは片足97gという軽さだけではなく、トランポリンのように弾む特許出願中の構造に大きな特徴があるのです。
史上初の“2時間切り”
4月26日に行われたロンドンマラソンで、ケニアのセバスチャン・サウェ選手がマラソンの世界記録を更新し、記録対象となる公式大会で史上初めて2時間を切る、1時間59分30秒という驚異的なタイムを打ち出しました。
振り返れば、人類が初めてマラソンで2時間10分を切ったのは、オーストラリアのデレク・クレイトン選手が2時間9分36秒で世界記録を出した1967年のこと。そして、マラソン界に大きな影響を与えたNIKEの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」が登場する前の世界記録は、デニス・キメット選手(ケニア)の2時間2分57秒だったのですが、2018年に「ヴェイパーフライ」が登場してから一気にタイムが更新されていき、今回2時間を切りました。
サウェ選手が今回履いていた厚底シューズは、adidasの「Adizero Adios Pro Evo3」ですが、世界記録が出たシューズということでランナーの間でも一気に注目度が高まり、7万円以上という高価であるにもかかわらず、4月27日にアメリカで販売されたところ瞬時に完売したようです。日本での販売は未定のようですが、もしも国内販売された場合には即完売になるでしょう。
実はadidasのシューズによってマラソンの世界記録が更新されたのはこれが初めてではなく、NIKEの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」が登場する直前は、adidasのシューズを履いたエチオピア、ケニアのランナーによって度々マラソンの世界記録が更新されていました。
今回サウェ選手によって久々にadidasのシューズが世界記録を出すまではどのような状況だったのでしょうか。そして、サウェ選手が履いたシューズは何がそれほど画期的なのでしょうか。







