亀山早苗の恋愛コラム

「小さい男!」35歳女性を“浪費家認定”した婚活男性。その「貧乏くさすぎる理由」とは

婚活で知り合った男性に「あなたは浪費家だから」とフラれた35歳女性。自分のどこが浪費家だと思ったのか尋ねてみると、彼の口からは不満がボロボロと出てきたのだが……。彼女がドン引きした「貧乏くさすぎる」その内容とは。※サムネイル画像:PIXTA

亀山 早苗

亀山 早苗

恋愛 ガイド

どうして男女は愛し合うのか、どうして憎み合うのか。出会わなくていい人と出会ってしまい、うまくいきたい人とうまくいかない……。独身同士の恋愛、結婚、婚外恋愛など、日々、取材を重ねつつ男女関係のことを記事や本に書きつづっている。

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土用の丑の日に「鰻でもいっちゃう?」と彼に言ったら……(画像:PIXTA)
土用の丑の日に「鰻でもいっちゃう?」と彼に言ったら……(画像:PIXTA)

結婚を考えたとき、相手との金銭感覚の違いを見極めたくなるのは男女問わずなのかもしれない。特に現在のように物価が高騰して、誰もが生活に余裕がないと感じているときには、よけいに危機管理をしなければという本能が目覚めてしまうのだろう。

浪費家だと決めつけられて

婚活をしている35歳のナオコさん。1年ほど前からマッチングアプリを使い、相手を見つけようとせっせと頑張っている。

「なかなか合うなと思う人がいなかったんだけど、やっとすてきな人が見つかって。でもデートを重ねて半年くらいしたころ、急にフラれてしまった。理由を聞いたら、『オレ、けっこう倹約家だから』って。意味が分かりませんでした」

さらに尋ねてみたところ、「見ているとあなたは浪費家だから」と言われたのだそう。どういうところが浪費家だと思ったのかというと、「コーヒーでも飲もうか」と彼が言うと、ナオコさんはすぐにカフェを探そうとした。だが彼は、缶コーヒーを買って公園で飲みながらおしゃべりしようと思っていたという。

「彼が、『給料が入ったから何か食べに行こう』と誘ってくれたことがあったんです。ちょうど土用の丑の日だったから、『鰻でもいっちゃう?』と言ったんですが、彼はそれが嫌だったみたい。鰻といっても安いのだってあるし、別に高級店に連れていけと言ったわけでもない。でも鰻イコール浪費家だったんでしょうか」

ナオコさんだって裕福なわけではない。ワンルームのマンションに暮らして、節約するところはしているつもりだった。洋服だって最近はリユースの店ばかり利用している。それでもときにはちょっとしたぜいたくをしたいし、彼とのデートは楽しみたかった。

貧乏はいいけど貧乏くさいのは嫌

「その後も彼からはぽろぽろと私への不満が出てきました。定食屋さんに入ったとき、自分より高いものを頼んだとか、ブラックコーヒーでいいのにカフェオレを頼んだとか。なんだか聞いているうちに、すっごく貧乏くさいなと思っちゃって。貧乏なのはいいけど、貧乏くさいのは嫌なんですよ」

ナオコさんはそう言って笑った。自分より高い定食を頼んだだけで浪費家だと言われたらたまらない。そもそも費用は割り勘なのだそう。それでいて少しでも高いものを頼んだからと不快になるのは、むしろモラハラに近いと彼女は言う。

「お金の使い道ってメリハリが重要だと思うんですよ。ふだん私は自炊だしランチも弁当持参。基本的に割り勘のデートで、あれこれ文句を言われる筋合いはないですよね」

フラれて上等だと開き直っていたら、つい先日、彼からやり直したいと連絡があったとか。どうやら他の女性とデートをするようになって、ナオコさんが堅実に生きていることが分かったようだ。

「やり直しませんよ、もちろん」

彼との間では今後も金銭感覚の問題は必ず出てくると考え、ナオコさんは丁寧に断ったという。

「推し活」はムダ?

付き合って2年、賃貸マンションの更新時に同い年の彼と一緒に住むようになって半年たつマリエさん(33歳)。

「特に結婚を考えているわけではないですが、お互いに好きだし、一緒にいても自由でいられるから私はこの生活が好きだったんです。でも最近、なんだか彼が変わってきて……。彼に言わせると私が変わったらしいんですけど」

というのもマリエさん、友人の影響で突然、プロ野球ファンになってしまったのだ。とある選手を好きになり、今シーズンはせっせと球場に通っている。

「私、仕事以外にまったく趣味も好きなこともなかったんです。でも今は野球があって幸せで。友人を通してファンの方たちとも顔なじみになって、皆さんいい方で。会社勤めをしていると知り合えない人たちとも話せて楽しいんです」

グッズを買ったり、帰宅後もスポーツニュースにかじりついたりと、マリエさんの生活は一変した。

「彼にも時々話していたんですが、彼はもともとスポーツにまったく興味がない。私自身もそういうタイプだったけど変わったのだから、彼にも興味をもってもらえたらいいなと思っていましたが、ダメだった。それどころか『そういうグッズって何の役に立つの?』『ムダの最たるものだな』と嫌みを言うようになった。好きなことに多少の出費をしたっていいじゃないですか。自分のお金でやってるんだし。でもお金の問題だけではなく、私がすごく楽しそうなのが気に入らないんでしょうね」

彼が「結婚しよう」と言いだして

つい先日、彼が突然、「結婚しよう」と言いだした。ただ、結婚するからには球場へ行くのを減らしてほしい、二人の収入を明らかにして家計をきちんと立てていきたいといろいろな条件をつけてきた。

「私はあまり結婚したいと思ってないと同居するときに言ったよねと返したら、彼が不機嫌になってしまった。なんだか小さい男だなとがっかりしています。ただ、ここで別れると引っ越しだのなんだのと面倒だなと思う気持ちもある。まあ、不快な毎日を送るくらいならさっさと別れた方がいいんだけど……」

引っ越しは手間もお金も労力も奪われる。といって、せっかく見つけた「推し活」は楽し過ぎてやめられない。とりあえずシーズンが終わるまではなんとか彼の嫌みをやり過ごそうかなと、マリエさんは苦笑した。

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